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11時00分時点の日経平均は反落、一部報道を受け東芝が8%超の上昇


11時00分現在の日経平均株価は19918.94円(前週末比94.32円安)で推移している。9日の米国市場では、金融規制改革法(ドッド・フランク法)見直し法案が下院で可決され、金融株に買いが広がりNYダウは89ドル高となった。一方、主要ハイテク株が売られナスダック総合指数は急落。東京市場でもハイテク株に売りが先行したほか、為替の円高推移が嫌気され、日経平均は92円安と2万円を割り込んでスタートした。寄り付き後は一時19837.64円(同175.62円安)まで下落したが、売り一巡後は下げ渋る展開となっている

個別では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>といった指数寄与度の大きい銘柄や、東エレク<8035>、村田製<6981>、キーエンス<6861>などのハイテク株が2%を超える下落となっている。ソニー<6758>やファナック<6954>も軟調。また、前週末に決算発表したフリービット<3843>、サムコ<6387>、鳥貴族<3193>、gumi<3903>がそろって東証1部下落率上位に顔を出している。一方、東芝<6502>は8%超の上昇。半導体メモリー事業売却を巡り、米ウエスタンデジタルの新たな買収案が伝わっている。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、NTT<9432>も堅調。JT<2914>や第一生命HD<8750>は3%近く上昇している。また、イーブック<3658>、市光工<7244>、キッツ<6498>などが東証1部上位率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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