11時05分時点の日経平均は続落、決算発表の日立やスズキが買われる

11時05分現在の日経平均株価は19838.19円（前週末比45.71円安）で推移している。12日の米国市場では主要小売企業の決算が嫌気されたほか、4月小売売上高の予想下振れや消費者物価指数の伸び悩みで米景気鈍化の懸念が拡大し、NYダウは22ドル安となった。為替相場も1ドル＝113円台前半とやや円高に振れ、本日の日経平均はこうした流れを受けて130円安でスタートした。寄り付き後は好決算銘柄を中心に買いが入り、23円安まで下げ幅を縮める場面があった。

個別では、ソフトバンクＧ<9984>が2％超の下落で推移しているほか、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、三菱ＵＦＪ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>などが軟調。セガサミーＨＤ<6460>やいすゞ自<7202>は決算を受けて8％を超える下げ。また、ヴィアＨＤ<7918>、川田ＴＥＣＨ<3443>、新川<6274>などが東証1部下落率上位となっている。一方、きょう前期業績を公表すると伝わっている東芝<6502>のほか、前週末に決算発表した日立<6501>、スズキ<7269>、資生堂<4911>などが急伸しており、ＫＬａｂ<3656>は商いを伴って大幅続伸している。また、日本郵政<6178>が買収検討と報じられた野村不ＨＤ<3231>がストップ高買い気配となっているほか、ＷＤＢ<2475>、アミューズ<4301>、市光工<7244>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。

（株式アナリスト 小林大純）


＜HK＞