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個別銘柄戦略:中小型株物色の流れへ


注目された米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、短期金利の「かなり早期」の引き上げが見込まれていることが明らかになった。早ければ3月14日・15日に開催される次回のFOMCで利上げについて検討する可能性が示唆された。これを受けた22日の米国市場は上値の重い展開となり、高安まちまちに。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円安の16330円。円相場は1ドル113円30銭辺りで推移している。3月利上げ観測が高まるなか、円相場は113円台前半での推移と反応は限られており、手控えムードにつながりそうである。結局は月末のトランプ大統領の議会演説待ちといったところであり、こう着感の強い相場展開になろう。物色は主力処から新興市場の中小型株を中心とした値幅取りに向かいやすいだろう。ただ、本日はIPOが3社予定されているため、IPOに偏ってしまう可能性もありそうだ。

個別では格上が観測されているところでは、三井造船<7003>、三菱ケミカル<4188>、サイバーエージェント<4751>辺りに関心が向かいそうだ。また、昨日は東芝<6502>が20%を超える上昇となるなか、売買代金トップに。不安要因が払拭された訳ではないが、一部報道を受けて、短期筋の値幅取り狙いの資金なども集中したとみられる。東芝が再び不安定な値動きになるようだと、センチメントを悪化させてくる可能性もある。その他、米国の早期利上げ観測の高まりを背景に、金融セクターの動向も引き続き注目したいところである。





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