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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」:2017年相場で夢を買う


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年1月5日9時に執筆

大発会を迎え、いよいよ新春相場の開幕である。大晦日と元日が土曜日・日曜日の配置で職業人にとってはゆっくりできない年末年始となってしまった。実質立会い営業日にして2日間の休場だったが、相場から隔離される生活は手持ちぶさたでつまらない。刺激と充実を求め、午前9時を心待ちにする感覚がふつふつと湧き上がってくる。

昔から、「大発会当日の出来高、値上がり上位銘柄からその年の活躍株が出る」と耳にすることがある。ここ数年はそういった市場参加者の遊び心が希薄になった気もするが、些細なことでも買い材料にする兜町のプラス思考は大事にしたいものである。

4日の日経平均は大納会比479.79円高と幸先の良いスタートとなった。東証1部市場の出来高トップの東芝<6502>、値上がり率トップのタカタ<7312>あたりは今年の活躍株候補として資格ありと見る。

全体相場が大きく変動しなくとも、個別物色の手は緩むことがない。2016年相場では人工知能(AI)関連株や仮想通貨関連株、IoT関連株などが人気化してきたが、いずれもまだまだ夢を買う段階なのが良い。2017年相場もこれらが牽引してくれるはずだ。

そうした物色テーマが世の中にどうやって活用されるのか、どれほどの利益をもたらす物なのか、夢に終わる技術や単なる絵空事の世界の話なのか?といった真偽のほどが不明であっても、短期資金や個人投資家が群がり急騰急落するのも株式投資の醍醐味のひとつだ。

わたしの経験したバブル相場期に、夢の新技術として「超伝導関連株」や「リニアモーター関連株」が人気化したことがあった。「世の中の電線が常温超伝導電線に置き換わり日本列島の電力ロスが無くなる」といった話が囃され電線株や、銅製品加工メーカー、冷却素材を扱う化学メーカーまで買い上げられたことを思い出す。30年たった現在でも、電線地中化さえ儘ならないがそれも良しではないか。

夢と現実が乖離していようが、未来を良い方向に変えてくれる可能性に賭けることは株式投資の醍醐味であり本質だろう。現在のマーケットで関連株として買われている銘柄のうち、ひとつでもふたつでも、新しい産業創出にふさわしい大相場を演じて欲しいではないか。

個別株では円安傾向の定着を織り込み収益改善が期待されるセクターのトップ企業の水準訂正に期待したい。海運市況好転から大発会日に大幅高となった商船三井<9104>、昨年の株式分割以降、時間調整・値幅調整とも十分なエボラブルアジア<6191>、AIサービス事業を展開するFRONTEO<2158>などを注目している。

執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記



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