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NYの視点:米6月NY連銀製造業指数は予想外に低下、仕入れ価格低下も販売価格は上昇、見通し依然不明確


6月の米NY連銀製造業景気指数は-16.0に低下し、3月以来の低水準を記録しました。この低下は、新規受注が-14.2に落ち込んだことが主な原因です。原材料の仕入れ価格は2年ぶりの大幅低下を見せましたが、販売価格は上昇し続けるなど、インフレの懸念を強める状況が続いています。雇用者数は改善の兆しを示していますが、全体的な見通しは依然不明瞭です。これを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策を据え置く可能性が高まっています。

*07:37JST NYの視点:米6月NY連銀製造業指数は予想外に低下、仕入れ価格低下も販売価格は上昇、見通し依然不明確 米6月NY連銀製造業景気指数は-16.0と、5月―9.2から改善予想に反し低下し、3月来の低水準となった。4カ月連続のマイナスとなった。

主要項目の新規受注が-14.2と、5月+7.0から再び減少に落ち込んだことが全体指数を押し下げた。原材料の仕入れ価格指数は12.2ポイント前月から低下し、46.8と3月来で最低となった。低下幅は2年ぶり大幅となった。6か月先の仕入れ価格見通し指数低下。一方で、販売価格指数は5月から上昇。販売価格の見通しも上昇しており、企業は値上げ基調にあることはディスインフレや消費動向を抑制する可能性がある。

雇用者数は4.7と、1月来の上昇圏を回復。週平均就業時間は-1.5と、5月-3.4から回復。見通しは3カ月連続で減少となった。

連邦準備制度理事会(FRB)は明日から2日間にわたり連邦公開市場委員会(FOMC)を開催予定。消費や雇用に減速の兆しが見られ、インフレも鎮静化基調にあるものの、依然関税による影響が不透明であることに加えて、中東情勢の悪化で、当面様子見で金融政策を据え置く姿勢を再表明する可能性が強い。

■米6月NY連銀製造業景気指数:-16.0と、5月―9.2
新規受注:-14.2(5月+7.0)
仕入れ価格:46.8(59.0)
販売価格:26.6(22.9)
出荷:-7.2(3.5)
入荷遅滞:1.8(1.0)
在庫水準:0.9(4.8)
受注残:-8.3(4.8)
雇用者数:4.7(-5.1)
週平均就業時間:-1.5(-3.4)
6か月先
景況指数:21.2(-2.0)
仕入れ価格:59.6(66.7)
販売価格:41.3(35.2)
出荷:23.0(-3.4)
入荷遅滞:-9.2(3.8)
在庫水準:-14.7(1.9)
受注残:-8.7(-9.5)
雇用者数:10.4(11.6)
週平均就業時間:-1.8(-4.8)


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