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NYの視点:米2月NY連銀インフレ期待は中長期で上昇、ガソリン価格の上昇が影響、利下げに慎重なFRBの姿勢正当化


*07:41JST NYの視点:米2月NY連銀インフレ期待は中長期で上昇、ガソリン価格の上昇が影響、利下げに慎重なFRBの姿勢正当化 NY連銀が行った消費者調査の結果で、インフレ期待が上昇したことが明らかになった。11月から低下基調にあったが、上昇に転じた。1年先の期待インフレ率は3.04%と、1月の3%から上昇。3年先は2.71%と、統計開始以降で最低を記録した1月の2.35%から上昇。5年先は2.9%と、6か月ぶりの高水準となった。

1年先の医療関連コスト予想は2020年9月来で最低。賃貸も0.3%ポイント低下し6.1%と、3年間で最低となり、消費者物価指数(CPI)などの改善を今後、支援する可能性があることは朗報。一方で、ガソリン価格の上昇予想が全体指数を押し上げた。

労働市場の兆候はまちまち。失業する可能性があるとの回答は+14.45%と、1月11.77%から上昇した一方で、労働者の市場への自信をあらわす自主退職の可能性があるとの回答も+19.48%と、+17.68%から上昇した。ただ、もし、失業した場合、3カ月以内に仕事が見つかるとの回答は52.33%と、54.21%から低下し、労働市場のひっぱくがわずかながら緩和した兆候も見られる。

今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)ではインフレ鈍化基調が証明される見込みだが、一方で、景気や消費が予想以上に堅調でインフレ制御には想定以上に時間がかかる可能性も残る。年内の利下げを予想しないとするエコノミストもいる。

■2月NY連銀消費者調査
●インフレ期待
米・2月NY連銀1年インフレ期待:3.04%(1月:3.00%)
米・2月NY連銀3年インフレ期待:2.71%(1月:2.35%)
米・2月NY連銀5年インフレ期待:2.9%(1月:2.5%)

●12カ月先の自主退職の可能性:+1.8%ポイントの19.5%

●1年先のガソリン価格予想:+4.31%、食品+4.89%、医療コスト+6.8%、賃貸+6.13%

●賃金の伸び:+2.76%(1月+2.83%)

●失業の可能性:+14.45%(1月11.77%)

●自主退職の可能性:+19.48%(+17.68%)

●もし、失業した場合、3カ月以内に仕事が見つかる:52.33%(54.21%)

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