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NYの視点:米10月CPI予想以上に改善もドル安基調転換判断は時期尚早か


*07:52JST NYの視点:米10月CPI予想以上に改善もドル安基調転換判断は時期尚早か 米労働省が発表した10月消費者物価指数(CPI)は前月比0%と、伸びは9月+0.4%から予想以上に鈍化し、昨年7月来で最低となった。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として特に注視しているコア指数は前年比で+4.0%と、予想外に9月+4.1%から伸びが鈍化し21年9月来で最低の伸びにとどまった。インフレがFRBの望み通りに順調に鈍化している証拠となり、短期金融市場での利上げ確率は0%となった。短期金融市場での利下げ時期も7月から6月に再び前倒しされた。市場は来年1%の利下げを織り込んだ。

ただ、CPIコア指数は鈍化したとはいえ4%で目標の2%の2倍。FRB高官は、インフレ鈍化の兆候を認めつつも、勝利宣言はまだ時期尚早との考えを維持する可能性が強い。12月12日、13日に開催される次回FOMC直前には、11月CPIの発表でさらにインフレの進展状況を確認していくことになる。結果次第では利上げ観測が再燃する可能性も除外できない。CPIショックで、ドル買いポジションなどの損切に拍車がかかり、ドルは大幅下落となった。しかし、米国よりも英国や欧州の景気の急激な冷え込みが目立つ。利下げはFRBよりも欧州中央銀行(ECB)や英中銀が開始が早まる可能性が強い。ドル安基調に転じたとの判断も時期尚早と考える。


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