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NYの視点:FRBの利上げ終了との見方強まる


*07:40JST NYの視点:FRBの利上げ終了との見方強まる 米労働省が発表した8月のJOLT求人件数が予想外に再び増加傾向に転じたほか、週次新規失業保険申請件数も引き続き低水準で推移しており、労働市場の底堅さが示された。自動車労働組合(UAW)のストに絡んだ従業員解雇の影響はまだ労働市場関連指標に反映していない。同時に、民間部門の9月ADP雇用統計ではすでに雇用の伸びの鈍化が示された。また、9月の消費者信頼感指数が予想以上に悪化するなど、景気が冷え込む兆候が見え始めた。

米連邦準備制度理事会(FRB)高官は依然インフレ対処において、勝利宣言は時期尚早との意見を維持しているものの、一部高官はタカ派姿勢を緩和しつつある。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は今まで、インフレが高過ぎ、目標値達成には長い道のりだと、追加利上げの可能性を示唆してきた。しかし、5日のNYエコノミッククラブでの講演で、労働市場や物価が減速したら金利を据え置くことも可能との見解を示した。インフレ率の低下に伴い政策金利の据え置きは一段の引き締め策になると指摘。また、最近の米国債相場の引き締まりは1回の利上げに相当すると述べ、利上げの必要性が後退しつつあると考えていることを明らかにした。また、「見通しリスクは均衡」と指摘したが、グリーンスパン元FRB議長時代には、「見通しリスクは均衡」との発言で利上げ終了のサインとされており、市場ではFRBの利上げ打ち止めの思惑も強まった。

アトランタ連銀のボスティック総裁は、金融政策はすでに十分に引き締め域に達したと見ており、自信の考えでは、政策金利据え置きが適切と見ているとの考えで、次の行動は24年末近くに0.25%利下げになると想定している。パウエル議長は度々利上げ終了は政策が十分な引き締め域に達した場合と、言及していた。バー理事も「FRBは十分な引き締め域にあるかまたは、非常に近い可能性が強い」と述べている。


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