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NYの視点:パウエルFRB議長、少なくともあと2回の利上げ必要とのタカ派姿勢維持=下院金融委証言


*07:39JST NYの視点:パウエルFRB議長、少なくともあと2回の利上げ必要とのタカ派姿勢維持=下院金融委証言 連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融委員会での半期議会証言で2%のインフレ目標達成には長い道のりで、緩やかな金融引き締めが必要となる可能性がある、と主張した。連邦公開市場委員会(FOMC)のほぼ全当局者が年末までにいくらかの利上げが適切と見ていると加え、さらに、FRBのスタッフ見通しで見られた少なくともあと2回の利上げも適切だとの考えを示した。労働市場は一部で緩和の兆候が見られるものの、依然ひっ迫していると言及した。

また、6月連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送った理由の説明を議員から求められた際、利上げペースを鈍化させるためだと答えた。また、FRBは今までpause休止という文言を使用したことはなく、今回もしていないとし、あくまでも6月の金利据え置きは利上げペースの鈍化軌道の一環であることを再度強調した。

アトランタ連銀のボスティック総裁は本年のFOMCで投票権を持たないが、追加利上げのハードルは数カ月前よりも高いとし、自分のシナリオでは年内金利据え置きを予想していることを明らかにした。ただ、24年の利下げは予想していない。

パウエル議長はタカ派姿勢を維持しているものの、データ次第で各会合で政策を決定する計画には変わりはない。万が一、景気が落ち込んだり、インフレが急激に鈍化した場合は、金利を年内据え置く可能性もある。

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