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NYの視点:米11月JOLT求人件数はピークも労働市場への自信強い、退職者は過去最高


米労働省が発表した11月JOLT求人件数は1056.2万件と、10月1109.1万件から予想以上に減少し6月来で最小となった。求人件数は前月から52.9万件減少と、113.9万人が雇用を失った2020年4月来で最大の下落幅。ただ、同時とは違い全体の求人件数は過去最高の水準付近にある。失業者総数687.7万人に比べ、求人件数は370万多く、その差は過去最高を記録した。企業がいまだに適切な従業員確保に困難な状況であることが証明された。

採用者は670万人、採用率(Hiring rate)は4.5%と10月4.4%から上昇。
離職者数は前月比38.2万人増の6300万人。離職率は4.2%と小動き。

求人件数が減少しピークに達した感が強まった一方で、11月の退職者は前月比+37万人の450万人と、過去最高を記録。退職率(Quits rate)は3.0%と10月2.8%から上昇し過去最高となった9月に並んだ。労働者の市場への自信が一段と強まったことが明らかになった。主に、宿泊関連や食品サービス、ヘルスケアセクターでの退職が目立った。

解雇者数は140万人、解雇率(Layoffs/discharges rate)は0.9%で小動き。

過去12カ月の総採用数は7450万人、離職者数は6870万人でネットで590万人の雇用増となった。

労働市場のスラック改善で、FRBの金融緩和解除の軌道は正当化される。

■雇用たるみダッシュボード

◎金融危機前に比べ状態が改善        パンデミック: 金融危機前水準と比較
11月求人率(Job openings rate):6.6%(10月7.0% )     4.4%, 3%
11月退職率(Quits rate):3.0%(10月2.8%)          2.3%: 2.1%
11月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(9月1.0%,前年1.5%)  1.2%
12月雇用者数(Nonfirm payrolls):+21万人(11月+54.6万人) +25.1万人,+16.
18万人
11月採用率(Hiring rate):4.5%(10月4.4%)      3.8%
12月失業率(Unemploynent rate):4.2%(11月4.6%)     3.5%, 5%
12月広義の失業率(U-6):7.8%(10月8.3%)         7.0%, 8.8%

◎金融危機前に比べ状態悪化
12月労働参加率:61.8%(10月61.6%)               63.4%, 66.1%
12月長期失業者数(15週以上):45k(11月45k)        19k






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