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メキシコペソ円は、堅調に推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、メキシコペソ円について、『今週のメキシコペソ円は、堅調に推移しそうだ』と述べています。

メキシコ銀行(中央銀行)について、『6月24日に開催した金融政策決定会合で、政策金利を4.00%から0.25%引き上げて4.25%にした。利上げは18年12月以来、2年半ぶり。市場予想は据え置きだったから、サプライズの決定だった。メキシコ中銀5人の委員のうち、3人が利上げを支持し、他の2人の委員は据え置きを主張した』と伝えています。

続けて、『メキシコ中銀の利上げの背景にはインフレ率上昇懸念がある。メキシコ中銀のインフレ目標は2.0%~4.0%だが、6月24日に発表された隔週消費者物価指数(CPI)は前年比6.02%と中銀の目標上限を大幅に上回っていた。なお、メキシコでは月次消費者物価指数(CPI)と、2週間ごとのCPI(隔週CPI)が発表される』とし、『声明文では、今後インフレ率上昇リスクが懸念されること、21年1-3月期四半期レポートで示したインフレ率予想を上方修正したことを指摘した。メキシコ中銀は、今後もインフレ率が低下するまではタカ派的な姿勢で臨んでくると思われる』と述べています。

今週は、27、28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されます。陳さんは、『テーパリング(債券購入縮小)について具体的な言及があるかどうか注目される』と言及しています。

メキシコの金融機関大手BBVAは、2021年の国外在住メキシコ人による本国への郷里送金(仕送り)について、『前年比21.7%増加し、約500億ドル(494億ドル)に達する見込みだとの予測を発表した。新型コロナウイルス感染症パンデミックにもかかわらず、20年の郷里送金は前年比11.4%増の406億0100万ドルとなった。今年はさらに伸びが加速し、5月の郷里送金は前年同月比31%増の45億1500万ドルとなった。何カ月も過去最高を更新し続け、メキシコへの郷里送金総額はインド、中国に続き世界3位となった。これはドル売り・ペソ買い要因になる』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、メキシコペソ円の今週のレンジについて、『5.40円~5.60円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月27日付「メキシコペソ円今週の予想(7月26日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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