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NYの視点:FRB、4月FOMCで初めて資産購入ペースの修正に言及、緩和縮小協議への思惑強まる


連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月27-28日会合分)を発表した。その中で、メンバーのほどんどが依然、インフレを一時的と見ており、圧力を懸念していないことが明らかになった。

4月会合は、4月の雇用統計やインフレ指標発表される前に開催されている。FRBの高官達は短期の価格圧力はいずれ和らぐという見解を示している。経済活動の再開に伴うサプライチェーンの問題が価格を短期的に、FRBの目標である2%以上に引き上げると予想。こういった短期的な問題が解決したのち、インフレは和らぐと見ている。

また、経済がFRBの目標である最大雇用や物価安定目標に向けて著しい進展を見せるまでにはかなりの時間を要する可能性が強いと見ている。

中銀はインフレを2%をいくらか上回る水準まで過熱させ平均で2%を目指す。

同時に、複数の参加者は、もし、委員会の目標に向けて経済が急回復を継続した場合、今後の会合で、資産購入ペースの修正に関する計画協議を開始することが適切になるかもしれないと指摘した。今までの会合で初めて、メンバーは資産購入ペースの修正に言及した。このため、市場では、今後数会合のうちに、FRBが緩和縮小協議を開始するとの見方を強め、米国債相場は下落。長期金利は上昇、ドルの先高感も再燃している。

◆4月FOMC議事要旨ポイント
●経済
「FRBの目標である最大雇用や物価安定目標に向けて著しい進展を見せるまでにはかなりの時間を要する可能性が強い」
●インフレ
「一時的な要因で上昇」
「経済活動の再開に伴うサプライチェーンの問題が価格を短期的に、FRBの目標である2%以上に引き上げると予想。こういった短期的な問題が解決したのち、インフレは和らぐと予想」
●QE
「複数の参加者は、もし、委員会の目標に向けて経済が急回復を継続した場合、今後の会合で、資産購入ペースの修正に関する計画の協議開始が適切になるかもしれないと指摘した」

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