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メキシコペソ円は上値重くもち合い継続か サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

まず、陳さんはメキシコの2020年4~6月期の実質国内総生産(GDP)について、『第1四半期に比べ17.3%減となった。1994年以降で最も悪い水準となった』と伝えています。『新型コロナウイルスの感染拡大で主要輸出先の米国への輸出が落ち込んだ』とのことで、『マイナス成長は5四半期連続。前年同期比では18.9%減だった。7~9月期は、4~6月期比で4~5%程度のプラス成長になるとの見方が多い。主力の鉱工業の落ち込みが目立った』と述べています。

続けて、『今年4~6月の自動車輸出台数は前年同期比で74%減となった。5月下旬から生産体制は徐々に戻っているものの、国内外の販売は不透明。インフラ投資も減っている』と解説。『CFE(電力公社)は今月半ば、発電所4カ所の建設を取りやめた。本来は今後3年間で235億ペソ(1100億円)を投資する計画だった』と伝えています。

また、『ロペスオブラドール大統領は30日、経済動向について「7月からは良くなる兆候はある。最悪期は終わった」と指摘したものの市場は懐疑的に見ている。新型コロナの感染者と死者は増加傾向にあり、経済復興には重石になっている』と述べています。

『国際通貨基金(IMF)は、20年通年の実質経済成長率を10.5%減と予測している。19年(0.3%減)に続き2年連続のマイナス成長となる』と述べており、『この予測通りであれば世界大恐慌時の1932年(マイナス14.8%)以来の悪い水準となる』と指摘しています。『メキシコ銀行(中央銀行)のエスキベル副総裁は、新型コロナの感染拡大前の水準には「2022年より前には戻らない」との見方を示した』とのことです。

今週は、『7日に発表されるメキシコ消費者物価指数が注目される』としており、『利下げの可能性が高まっており、結果が予想より低ければ利下げの可能性が更に高まるだろう』と考察しています。『メキシコのメガバンク、シティバナメックスが、今月13日のメキシコ中銀政策金利で0.5%の利下げを予想した』とのことで、利下げされる可能性が高そうです。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月3日付「【メキシコペソ円今週の予想(8月3日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜




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