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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術(2)マーケット力を高めよう!



皆さま、こんにちは。フィスコリサーチレポーターの馬渕磨理子です。

『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、様々な投資情報も交えながらお話しする連載の第2回目です。どうぞよろしくお願いします。

●マーケット力を研ぎ澄ますために必要なものは

皆さまは、「マーケット力」と聞いてどんな能力をイメージされますか?
相場の前提は、刻々と変化していきます。昨日は想定していなかったような材料が出たことにより、一気に相場のトレンドや人気テーマが変化することがあります。
私は、そんな相場の前提を常に肌で感じ、その日のマーケット全体の空気感をつかむことができるトレーダーは、「マーケット力」が備わっていると思います。

マーケット全体の空気感を把握する時に欠かせないのは「情報」です。それも、圧倒的な情報量の中から「厳選された情報」です。
マーケットを分析する上で、見逃してはいけないサインは数多くありますが、それらを一枚のシートで表示して、日々ウォッチしていると、自然にマーケット力を高めることができると私は考えています。
そんな私にとって、トレードステーションに搭載された株価ボード機能である「レーダースクリーン」は、テクニカル分析情報とファンダメンタルズ分析の両方を一瞬で把握できる点で、非常に重宝するツールです、まさに、マーケット力を向上させるための貴重な相棒だと言っていいでしょう。

●レーダースクリーンの始め方

レーダースクリーンの特徴の1つに、1つのウィンドウに2,000銘柄まで追加可能で、登録銘柄数そのものに上限はないという点があります。登録数に上限がないため、ニュースを見ていたり、マネー誌を読んでいたりして、気になった銘柄はすぐに登録しておけます。使い方はほとんどExcelに近く、銘柄の追加や削除がかなり容易に行えます。
ただ、ご自身の銘柄ストックがない場合は、主要指数の採用銘柄や時価総額などを考慮してピックアップされた主要業種リストを一括で登録することもできますので、そちらの銘柄リストを活用されると、とても簡単に始めることができると思います。また、第1回目でご紹介しました、私の電子カルテ銘柄一覧も活用してみて下さいね。

今回は、内蔵されているTOPIX500を並べたものを使って、「ソート機能」についてご紹介します。

●レーダースクリーンのソート機能

TOPIX500は、日本の主要な銘柄であり、これを一覧でウォッチすることで、その日のマーケット全体の雰囲気を把握しやすいと言われています。私は、TOPIX500を、ラベル機能を利用して業種ごとに区切っています。
レーダースクリーンには、横の列に様々なテクニカル指標とファンダメンタルズ指標の項目を同時表示することができます。そのためかなりの情報量になりますので、それらの情報を、ソート機能を活用することで整理します。
例えば、業種中での前日比%順やVWAP(出来高加重平均)順に並び変えることができます。この表を朝にさっと見ることで、その日、強い業種、さらにその中でも特に買われている銘柄、または出遅れている銘柄などをチェックできます。
レーダースクリーンの「ソート機能」をうまく活用することで、マーケットの分析力を上げてくれる助けになると感じています。

●VWAPの見方について

今回出てきましたVWAPについて少し触れておきます。
VWAPとは当日の取引所で成立した価格を価格ごとの出来高で加重平均した数値です。
株価がVWAPを上回っていると、その日買った人では利益となっている人の方が多く、株価がVWAPを下回っていると損失となっている人の方が多いという状態になります。そのため株価がVWAPを上回っているとデイトレ視点から見れば強含みで、さらに前日比プラスのときは堅調に推移する場合が多いです。逆に、株価がVWAPを下回っているときは、大引けに近づくにつれて、デイトレーダーや機関投資家の処分売りが出て一段安となる場合があります。

こういった指標を銘柄一覧と一緒に分析できるレーダースクリーンの威力は凄まじいと、私は思っています。

●トレーディングツールを使いこなす

繰り返しになりますが、『マーケット力』を高めるには、レーダースクリーンを使いこなすことが、かなり有効であると私は実感しています。トレードステーションのすごさは、実際に使い始めて実感できるものだと思います。私は、使いこなしていく中でも新しい発見があり、とても楽しく充実したトレード分析ができています。ぜひ皆さまも、自分のトレード技術を向上させてくれるツールと一緒に投資生活を充実したものにしてみて下さいね。

次回は、この魅力的なレーダースクリーンのテクニカル指標とファンダメンタルズ指標の活用方法についてお話します。

※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStation Groupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

(フィスコリサーチレポーター 馬渕磨理子)



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