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押し目狙いのスタンスに


日本株市場は12日、利食い先行で始まるが底堅さが意識される展開を迎える見込みです。米国市場では、消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、一時利下げ期待から買いが強まりましたが、中東での地政学リスクへの懸念が利益確定売りを誘いました。日本では、日経225先物が夜間セッションで強含む場面もありましたが、全体としてはメジャーSQを控えた需給状況でトレンドが出にくい状況です。そのため、投資家は値がさハイテク株の利食い後の押し目を狙う動きが見られます。また、決算発表を受けたテンポスHDなどの個別銘柄の動向にも注目が集まっています。

*08:36JST 押し目狙いのスタンスに  12日の日本株市場は、利食い先行で始まるも、その後はこう着ながらも底堅さが意識される相場展開になりそうだ。11日の米国市場は、NYダウが1ドル安、ナスダックは99ポイント安だった。5月の米消費者物価指数(CPI)は予想を下回る伸びにとどまったことで、年内の利下げ期待が高まり買い先行で始まった。その後、イランが地域の基地攻撃を警告、イラク大使館員の避難が報じられ、中東の地政学的リスクへの警戒から利益確定の売りが入った。シカゴ日経225先物は大阪比105円安の38335円。円相場は1ドル=144円30銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。ただ、日経225先物はナイトセッションで一時38750円まで買われる場面もみられ、ボリンジャーバンドの+3σに接近している。その後は終盤にかけて軟化しているが、+2σ水準での底堅さが意識されてくるようだと、上へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。メジャーSQを控えてトレンドは出にくい需給状況であるが、いったんトレンドが出てくるとヘッジ対応の動きが強まりやすい。

 米国市場は下落に転じたが、中国は米国の自動車メーカーや製造業者向けのレアアース輸出許可に6カ月の制限を設ける方針と報じられたことが重荷になった。もっとも、NYダウは一時3月以来の水準を回復したこともあり、利食いの範囲内である。
反対に5月の米CPIが予想を下回ったことで過度なインフレ懸念は和らいでいることで、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

 物色は値がさハイテク株の利食い一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目を拾いたいところ。メジャーSQ前でこう着感が強まる局面においては、中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。また、昨日の取引終了後に決算を発表したテンポスHD<2751>、Casa<7196>、ANYCOLOR<5032>、モイ<5031>、イムラ<3955>の動向も注目される。
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