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米株高を受けてインデックスに絡んだ買いが集中


*08:42JST 米株高を受けてインデックスに絡んだ買いが集中  16日の日本株市場は、ギャップアップで始まった後はこう着感が強まる可能性はあるものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。15日の米国市場は、NYダウが554ドル高、ナスダックは401ポイント高だった。7月の米小売売上高や週次失業保険者数を受け、消費や労働市場の悪化に対する警戒感が後退し、ソフトランディング期待から終日強い基調が続いた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比975円高の37625円。円相場は1ドル149円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップアップで始まりそうだ。日経225先物は米小売売上高の結果を受けて200日線を突破し、その後も強い基調が続き、37700円とナイトセッションの高値で終えている。25日線が位置する37890円に接近してきており、短期的な過熱感が警戒されてくるものの、世界株安からの急ピッチのリバウンドによって、見直し買いの動きが強まりやすいだろう。また、レバレッジ型ETFの調整買いなども意識されやすく、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。

 物色としては指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均をけん引することが見込まれるほか、インデックスに絡んだ買いが集中することで、全面高商状になりそうである。ただし、週末要因から買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性もあるため、徐々に物色対象が絞られてきそうだ。また、センチメント改善によって個人主体の売買は活発化しやすいだろう。お盆休みの影響から市場参加者は限られているものの、薄商いの中で、中小型株などは小さいエネルギーでもトレンドが出やすい需給状況である。

 決算発表が通過し、好業績銘柄を見直す動きが意識されやすい。為替市場では円相場が1ドル=149円台と円安に振れて推移しており、自動車など輸出関連への物色も強まりそうである。なお、グロース250指数の戻りが弱く、中小型株への見直し買いが期待されそうだが、インデックス売買が中心となる可能性から、主力大型株が主導する形になりそうだ。

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