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日米金融イベント待ちで決算を手掛かりとした個別対応


*08:51JST 日米金融イベント待ちで決算を手掛かりとした個別対応  30日の日本株市場は、日米金融政策決定会合の結果待ちのなか、こう着感の強い相場展開が見込まれる。29日の米国市場は、NYダウが49ドル安、ナスダックは12ポイント高だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられ、決算を手掛かりとした個別物色が中心となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の38330円。円相場は1ドル154円00銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まりそうだ。前日のギャップアップからのリバウンドにより、ある程度は買いが積み上がったと考えられ、FOMCおよび日銀の金融政策決定会合の結果待ちのなか、利食いの動きが入りやすいだろう。ナスダックは続伸とはなったが、テスラの影響が大きい。半導体株は弱い値動きが目立っていたこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株には重荷となる可能性もありそうだ。

 昨日の日経平均株価は一時1000円超の上昇となり、25日の急落局面で空けたマド
(38557円-39096円)埋めが意識される場面もみられた。ただし、ボリンジャーバンドの-1σ(38882円)接近では戻り待ち狙いの売りも入りやすいところだったようだ。日銀会合では政策金利が据え置かれると予想されている。直近の大幅な株安や円高の進行により、利上げの可能性はないといった見方であろう。とはいえ、結果を見極めるまではポジションを傾けにくい状況であり、押し目待ち狙いのスタンスになる。

 そのため、物色は決算を手掛かりとした個別対応のほか、インデックスに絡んだ売買の影響を受けにくい中小型株の一角に短期的な値幅取り狙いの資金が向かいそうだ。グロース250指数は前日の上昇で75日線を上回ってきた。659辺りに位置する25日線を捉えてくるようだと、資金シフトが強まりそうだ。また、昨夕決算を発表したところでは、ダイハツデイ<6023>、SBIリーシング<5834>、Gダイニング<7625>、日ゼオン<4205>、FPG<7148>、ファナック<6954>、ゼンリン<9474>、北陸電工<1930>、共和電<6853>、jGroup<3063>などが注目される。
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