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経済対策への期待から売り優勢ながらも底堅い相場展開


 20日の日本株市場は、売り優勢ながらも底堅い相場展開が見込まれよう。19日の米国市場ではNYダウが99ドル安だった。ネットフリックス、プロクター・アンド・ギャンブル、ユナイテッドなど決算を好感した買いが先行したものの、その後は英消費者物価指数(CPI)が高い伸びとなったことから欧米の中央銀行による積極的な金融引き締めへの警戒から利益確定の動きに向った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の27035円。円相場は1ドル149円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。米国の主要な株価指数が下落したことから、指数インパクトの大きい値がさ株などの調整が日経平均の重荷になりそうだ。もっとも、昨日の日経平均は続伸で直近戻り高値に迫る場面も見られたが、後場はこう着感が強まっていた。東証プライムの売買高も約1カ月ぶりに10億株を下回るなど商いは低水準だったこともあり、慎重姿勢は崩していないことから嫌気売りは限られよう。

 そのため、売り先行ながらもその後は底堅い値動きが意識されやすく、日経平均は25日線を支持線とした推移が想定されよう。また、米国では予想を上回る決算を発表した銘柄は買われていることもあり、長期金利の上昇を警戒しつつも冷静な動きを見せている。主要な株価指数は下落したものの、SOX指数は上昇している。取引終了後に決算を発表したラムリサーチは1株利益が予想を上回り、時間外取引では買い優勢の動きとなっている。

 そのため、低迷していたハイテク株などへはリバランスに伴う買い戻しの動きも意識されやすく、日経平均は27000円固めから押し目狙いの買いも入りそうだ。来週からは国内でも決算が本格化してくるため機関投資家などは動きづらくなるものの、良好な決算を発表した企業などへは個人主体の値幅取り狙いの資金が集中するだろう。今期増益見込みで足元での四半期業績の進捗率の高い銘柄などへは思惑的な動きもみられるだろう。そのほか、経済対策への期待感も高まってきていることも押し目買いに向わせやすい。
<NH>
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