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米中首脳会談への期待感が高まりやすいところ


 19日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうだ。16日の米国市場ではエヌビディアの決算が嫌気され売りが先行したが、トランプ大統領が貿易摩擦を巡る中国との合意実現に楽観的な姿勢を示したことを受けて、NYダウ、S&P500は上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の21745円。円相場は1ドル112円80銭台で推移している。

 エヌビディアは18%を超える下落となったが、これについては先週末に織り込む格好からハイテク株が下げていたこともあり、反応は限られそうである。米中貿易摩擦については、トランプ大統領は、中国との貿易戦争を巡って「中国は142項目の行動計画を提出してきた」と記者団に述べたと報じられており、やや安心材料になりそうだ。

 アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議では議長国のパプアが首脳宣言の採択を断念する異例の事態となったことは懸念要因である。しかし、米中は11月末にも首脳会談を開く予定であるが、トランプ氏は「取引で合意するかもしれない」と期待をにじませたと伝えられており、より11月末の米中首脳会談への期待感が高まりやすいところであろう。

 また、今週は日米ともに週末(米国は22日)が祝日で休場となるため、国内外の機関投資家のフローが限られると考えられる。そんな中、市場の関心は米クリスマス商戦に移る。米国では22日の感謝祭の翌日である23日がブラックフライデーとなり、小売店などで大規模な安売りが実施される。ネット通販が主流となり、週明けのサイバーマンデーの動向も意識されやすいなど、米個人消費への期待が高まりやすい。これが日本株市場への注目材料となることが期待されよう。


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