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中小型株にシフト、IPOの好調が投資意欲を更に高める


 14日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。注目された米FOMCでは予想通り、政策金利が引き上げられた。イエレン議長は、経済成長や雇用、労働情勢の堅調さが続くとの認識を示した一方で、18年の利上げ見通しは維持した。NYダウは連日で最高値を更新している。もっとも、S&Pの業種別指数では金融が下げており、イベント通過によるリバランスといったところ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の22660円だった。

 米利上げペースは当面加速しないとの見方が広がり、円相場も1ドル112円台半ばでの推移となり、日本株市場も金融株への利益確定の流れが先行しそうである。リバランスの動きから、ハイテク株の買い戻しが意識されそうだが、円高が重しになる格好から、勢いは強まらないだろう。

 一方で、個人の投資意欲は強いだろう。昨日はIPO4社のうち、東証1部のSGホールディングス<9143>、マツオカコーポレーション<3611>、マザーズのグローバル・リンク・マネジメント<3486>の3社が寄り付いている。JASDAQのヴィスコ・テクノロジーズ<6698>は買い気配で初日は寄らず。SG、マツオカは、寄付き後は利食いに押されているものの、両社ともにコンセンサスを大きく上回る好スタートとなっており、グローバル・リンクについては、コンセンサスを大きく上振れたほか、寄付き後一段高をみせるなど、センチメントを明るくさせている。

 また、前日にIPOした一家ダイニングプロジェクト<9266>の初値は6700円となり、その後一時7700円とストップ高を付けている。IPOの好調が投資意欲を更に高める格好となり、中小型株への活発な売買につながろう。
(村瀬智一)


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