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日経平均は578円高でスタート、郵船や東京海上などが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;36,958.93;+578.76TOPIX;2600.90;+35.53

[寄り付き概況]

 19日の日経平均は578.76円高の36,958.93円と続伸して取引を開始した。前日18日の米国株式市場は下落。ダウ平均は103.08ドル安の41,503.10ドル、ナスダックは54.76ポイント安の17,573.30で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)結果を睨み寄り付き後、まちまち。連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで4年ぶり、0.5%利下げを決定すると、一時大幅上昇した。イベント通過で利益確定売りに加え、パウエル議長が会合後の会見で、特に今後の利下げを急ぐ必要はないと指摘すると、終盤にかけ金利上昇に伴い株式相場も下落に転じた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したが、下落幅は限定的で、FOMCを通過した安心感から買いが入りやすかった。また、FOMC後に円高への動きが警戒されていたが、外為市場で1ドル=142円90銭台と、昨日15時頃と比べ1円30銭ほど円安・ドル高水準となっていることも株式市場で安心感となった。一方、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことが株価の重しとなった。また、FOMCは通過したが、明日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されており、引き続き積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では全業種が値上がり。輸送用機器、銀行業、非鉄金属、機械、保険業などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、トヨタ<7203>、郵船<9101>、東京海上<8766>、リクルートHD<6098>、ホンダ<7267>、MS&AD<8725>、IHI<7013>、西武HD<9024>、フジクラ<5803>、伊藤忠<8001>、第一三共<4568>、日産自<7201>、日立<6501>などが上昇。他方、三菱電<6503>などが下落している。

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