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日経平均は227円安でスタート、塩野義薬やコマツなどが下落


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;38241.35;-227.28TOPIX;2742.03;-17.64


[寄り付き概況]

 30日の日経平均は227.28円安の38241.35円と反落して取引を開始した。前日30日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は49.41ドル安の40539.93ドル、ナスダックは12.32ポイント高の17370.20で取引を終了した。企業の好決算を受けた買いが継続し、寄り付き後、上昇。主要経済指標の発表もなく動意乏しい中、連邦公開市場委員会(FOMC)を控え警戒感を受けた売りに押され、ダウは下落に転じた。ナスダックは主要ハイテク企業決算への期待感が根強く底堅く推移した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の日経平均が800円を超す大幅高となったことから、目先的な戻り待ちの売りが出やすかった。また、明日は日銀金融政策決定会合、日本時間1日未明には連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。

 一方、昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちとなったが、先週末に大幅高となった後にしては落ち着いた動きだったことが、東京市場で安心感となった。また、外為市場で1ドル=153円70銭台と、昨日15時頃と比べ50銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが、東京市場で輸出株などの買い安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。

 なお、取引開始前に発表された6月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.6%だった。また、6月の有効求人倍率(季節調整値)は1.23倍で前月から0.01ポイント低下した。
QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.24倍だった。今日はHeartseed<219a>が東証グロースに上場した。

 セクター別では、鉱業、石油石炭製品、銀行業、証券商品先物、保険業などが値下がり率上位、海運業、不動産業が値上がりしている。

 東証プライムの売買代金上位では、塩野義薬<4507>、コマツ<6301>、大阪ガス<9532>、スクリーンHD<7735>、積水ハウス<1928>、楽天グループ<4755>、地主<3252>、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、みずほ<8411>、レーザーテック<6920>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、キヤノン<7751>、ソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>などが下落。他方、日本精工<6471>、ファナック<6954>、三菱電<6503>、ソニーG<6758>、アシックス<7936>、日産自<7201>、リクルートHD<6098>、日立<6501>、川崎船<9107>、中外薬<4519>、ホンダ<7267>、トヨタ<7203>、IHI<7013>、TDK<6762>などが上昇している。

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