日経平均は3円安でスタートも、欧州株全面高の流れ受け、直後にプラスに切り返す展開に

[日経平均株価・TOPIX（表）]

日経平均;18872.56;-3.32TOPIX;1502.43;-0.76

[寄り付き概況]

　25日の日経平均は売り先行でスタート。24日の米国市場では、仏大統領選第1回投票で欧州連合(EU)との協調路線をとるマクロン氏が優勢となり、欧州株が全面高となった流れに加えて、26日発表予定の米税制改革案に対する期待感などから終日堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の18870円、円相場は1ドル109円70銭台での推移。これを受けて、本日の日経平均は225先物にサヤ寄せする格好から反落となった。しかし直後にプラス圏への切り返しをみせる展開に。

　セクターでは、前日の米国市場において銀行や各種金融株の上昇が目立ったことから、保険業や証券・商品先物、銀行業などの金融セクターの他、鉄鋼、石油石炭などが堅調。売買代金上位では、宅配便の基本運賃の値上げ報道のあったヤマトHD<9064>
の他、日本郵政<6178>、東芝<6502>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンク<9984>、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>、SUMCO<3436>などが堅調に。
一方で、前日に業績が好感されて上昇が目立ったソニー<6758>の他、ファーストリテ<
9983>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>などはさえない。


＜SK＞