自律反発とはいえ26週線を終値で上回る展開に期待

[本日の想定レンジ]
　6日のNY市場は上昇。原油相場の上昇に伴い堅調推移となったが、シリアでの化学兵器による空爆に関して、トランプ大統領がシリアのアサド大統領を強く非難したことをきっかけに上げ幅を縮小。また、本日から開催される米中首脳会談や、明日の3月雇用統計結果を見極めたいとの思惑から引けにかけても上値の重い展開となった。ダウ平均は14.80ドル高の20662.95、ナスダックは14.47ポイント高の5878.95。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の18730円。
　シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行しよう。ただし、地政学リスクへの警戒等もあり、上値は抑えられると考えられる。そのため、下降する5日線が引き続き抵抗として意識される形状になろう。昨日は年初来安値を更新し、これまでのもち合いレンジを明確に下放れた。ボリンジャーバンドではバンドが下降するなかで-1σと-2σとのレンジで推移しているが、-2σを割り込んできており、いったんは売られ過ぎ感からの自律反発は想定内だろう。週間形状では昨年11月以来の26週線を割り込んできている。週足のボリンジャーバンドでは中心値（26週）レベルで切り返しをみせられないと、-1σの18000円辺りがターゲットとして意識されてくる。26週線を終値で上回る展開に期待。18650-18850円のレンジを想定。

[予想レンジ]

上限 18850円−下限 18650円



＜TM＞