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日経平均は続伸、米ハイテク株高受け1カ月ぶり高値


日経平均は続伸。14日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、85ドル安となった。15~16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の売りが出た。一方、長期金利の安定推移を受けてハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.7%の上昇となり、およそ1か月半ぶりに過去最高値を更新。本日の東京市場でも米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向き、日経平均は94円高からスタートすると、引けにかけて29480.85円(前日比319.05円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比279.50円高の29441.30円となった。終値としては5月10日以来の高値水準。東証1部の売買高は9億7279万株、売買代金は2兆3725億円だった。業種別では、医薬品、金属製品、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、証券、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は38%となった。

個別では、売買代金トップのエーザイ<4523>が6%を超える上昇。レーザーテック<6920>は3%の上昇となり、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>も堅調。トヨタ自は初めて1万円の大台に乗せた。前日ストップ高の三井ハイテク<6966>が商いを伴って大幅続伸。決算が好感されたLink−U<4446>やMSOL<7033>、一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたくら寿司<2695>は急伸した。また、フォーカス<
4662>はリリースが材料視されて買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、JAL<9201>やANA<9202>の軟調ぶりが目立った。経済活動再開への期待から上昇してきた銘柄に利益確定売りが出たようだ。ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ルネサス<6723>は小安い。また、業績下方修正のパーク24<
4666>などが東証1部下落率上位に顔を出した。
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