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日経平均は3日ぶり大幅反発、アジア株高や円安推移を好感


27日の日経平均は3日ぶり大幅反発。前日の米国株式市場で、ムニューシン米財務長官が米中協議の合意に自信を示した一方で、トランプ大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告するなど、強弱材料入り混じるなかで主要3指数は高安まちまち。そんななか、本日の東京市場は、米ハイテク株高や為替市場の円安・ドル高を背景に朝方から電子部品関連中心に買いが先行した。その後も、香港メディアによって米中貿易戦争は一時休戦と伝わり、クロス円でリスク選好的な円売りの動きが強まった。後場にかけて1ドル=108円レベルまで円安方向に振れたほか、アジア株式市場の堅調な動きも支援材料となり、短期筋による指数先物への断続的な買いが入った。これにより、日経平均は大引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大する展開になった。

大引けの日経平均は前日比251.58円高の21338.17円。東証1部の売買高は12億436万株、売買代金は2兆34億円だった。

業種別では、機械、海運業、石油・石炭製品、ガラス・土石製品、証券・商品先物取引業、鉱業が2%を超える上昇となった一方で、水産・農林業、医薬品、食料品はさえない動きに。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>が3%高になったほか、東京エレクトロン<
8035>、三菱UFJ<8306>、村田製作所<6981>、NTT<9432>、SUMCO<3436>、キーエンス<6861>、ダイキン工業<6367>、三井住友FG<8316>、安川電機<6506>が上昇。また、国内大手証券による日経平均入替予想が伝わり、新規採用への期待感の高まったカカクコム<2371>や任天堂<7974>、ZOZO<3092>にも関心が向かったほか、JDI<6740>は、米アップルが1億ドルを出資する方向になったとの報道が伝わり急伸した。一方で、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、アステラス製薬<4503>、武田薬品<4502>は軟調。

<SK>

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