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日経平均は大幅続伸、一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れ


 日経平均は大幅続伸。275.60円高の22063.74円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えた。米国政府は7月6日に予定通り、中国からの340億ドルに相当する輸入に対して追加関税を発動。一先ずアク抜けが意識されるなか、先週末にみられた短期筋のショートカバーの動きが優勢となっている。また、上海市場の上昇も安心感につながるなか、日経平均はザラ場ベースで5営業日ぶりに22000円を回復している。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。
セクターではエーザイ<4523>が連日でストップ高となった効果から医薬品が上昇率トップ。その他、鉱業、電力ガス、金属製品、その他金融、情報通信、銀行、サービスが上昇率上位だった。一方で、海運が小幅ながらも唯一下げている。指数インパクトの大きいところでは、エーザイのほか、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、太陽誘電<6976>がけん引。

 日経平均は5営業日ぶりに22000円を回復したが、エーザイが日経平均を約56円押し上げているほか、ソフトバンクGなど指数インパクトの影響が大きく、明確な底入れからの反転とみるのは時期尚早の面もあるだろう。日経平均は一先ず直近の下げに対するリバウンドといった流れであり、目先的には22000円堅めから、25日線辺りを窺うトレンド形成をみせてくるかを見極めたいところである。また、米中貿易摩擦が解消されたわけではなく、引き続き動向を見極めながらの相場展開になりやすい。その他、上海市場の上昇が安心感につながっている面もあり、外部環境の動向を注視しながらの相場展開が続きそうである。

 その他、インデックスに絡んだ売買のほか、決算を手掛かりとした物色がみられている。次第に貿易摩擦の影響を考慮した慎重な決算も警戒されてくる可能性もあるため、積極的なロングポジションは取りづらいところである。自律反発が意識されてきているが、短期的な値幅取り狙いによる資金回転の速い相場展開になりそう。


<AK>

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