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日経平均は続落、決算評価も日替わり物色か


 日経平均は続落。152.08円安の23477.26円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えた。
29日の米国市場は、米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇したことが嫌気され、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の23535円となり、これにサヤ寄せする格好から始まっている。その後一時23581.98円まで下げ幅を縮める局面もみられたが戻りは鈍く、反対に支持線として意識されていた25日線を割り込むと、じりじりと下げ幅を広げている。

 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1499と1500に迫っており、全体の7割を占めている。
セクターでは鉱業、石油石炭、その他金融、証券、保険、海運、電気機器、建設が弱い。
一方でパルプ紙、機械、輸送用機器の3業種が小幅ながらプラスとなった。指数インパクトの大きいところでは日立建<6305>、花王<4452>、コマツ<6301>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、信越化<4063>、ソフトバンクG<9984>
がさえない。

 日立建<6305>が堅調な展開となるなど、決算を評価した物色はみられている。しかし、前日に決算が評価されていたファナック<6954>や信越化<4063>はインデックスに絡んだ売りも交え、前日の上昇部分が帳消しになっている。決算評価も買いが続かないようだと、日替わり的な物色になりやすく、その分、資金の逃げ足も速まることになろう。

 また、日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込んできている。想定されていた面はあるものの、一目均衡表では基準線での攻防となっており、これを割り込んでしまうと、いったんは年初の上昇部分が帳消しになる可能性もある。もっとも、その水準でも13週線が支持線として機能しており、中長期的なトレンドは強い。決算を手掛かりとした日替わり物色を行いつつ、目先底を探る展開になりそうだ。
(村瀬智一)


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