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日経平均は小幅上昇、ノーベル賞に絡んだテーマ株への短期的な値幅取り


 日経平均は小幅に上昇。20.62円高の20376.90円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えた。9月29日の米国市場は、税制改革案の恩恵を受けるハイテク株が選好される一方で、同法案の成立に懐疑的な見方や赤字拡大を懸念する向きから積極的な買いが入りにくく、上値の重い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の20350円となるなか、反発もその後はこう着感の強い相場展開が続いている。

 日経平均の日中値幅は50円弱と狭いレンジでの推移。東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数が拮抗している。セクターでは精密機器、保険、ゴム製品、鉄鋼、パルプ紙、金属が小じっかり。半面、海運、石油石炭、空運、倉庫運輸、銀行、卸売、繊維が冴えない。

 日経平均は20400円を回復して始まったが、その後は上値の重い相場展開になっている。
指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>がしっかり。半面、TDK<6762>、京セラ<6971>、KDDI<9433>
が冴えない。

 北朝鮮情勢のほか、衆院選で与党が苦戦して国内政治が不安定化する懸念も浮上しているなか、積極的な売買は手控えられやすい。一方で、こう着感が強いなかで物色は個人主体の材料株にシフトしており、ノーベル賞に絡んだテーマ株への短期的な値幅取り狙いの売買が活発化しよう。
(村瀬智一)


<AK>

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