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日経平均は小幅反発、個人主体の資金は中小型株へのシフトが続く


 日経平均は小幅に反発。30.72円高の19717.56円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えた。週末の米国市場はまちまちだったが、原油相場の反発もあり、日経平均は週末の下落に対する自律反発となった。ただし、週明けの米国市場がメモリアルデーの祝日で休場となることもあり、海外勢のフローが限られるなか、こう着感の強い相場展開が続いている。

 セクターではその他製品、サービス、食料品、小売、空運、化学、水産農林がしっかり。一方で、鉄鋼、鉱業、海運、その他金融、非鉄金属、不動産、保険が小安く推移している。売買代金上位では、任天堂<7974>、東芝<6502>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、REMIX<3825>、エムアップ<3661>、Vテク<7717>、エイチ・アイ・エス<9603>、JT<2914>が堅調。半面、ソフトバンクG<9984>が冴えない。

 日経平均は5日線を挟んでのこう着をみせているが、海外勢のフローが限られるなかでは、底堅さが意識される。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、京セラ<6971>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>が弱い値動きとなり、上値の重しになっている。米国、英国、中国が休場となるなか、後場もこう着感の強い相場展開が続きそうである。

 その中で、個人主体の資金は中小型株へのシフトが続いており、業績やテーマ株物色が活発である。決算以降、強いトレンドが続いている銘柄もあり、短期的な過熱感も警戒されやすい。良好な需給状況のなかで弱気になる必要はないものの、資金の逃げ足の速さが強まりやすく、やや慎重姿勢が必要といったところ。相対的に出遅れている銘柄やテーマ株での水準訂正を狙った流れが意識されてきそうだ。
(村瀬智一)


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