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マザーズ指数は大幅に続伸、108兆円経済対策などを好感、値上がり率トップはPKSHA


 本日のマザーズ指数は、リスクオンムードが優勢となるなか大きく続伸した。新型コロナ感染者数のピークアウトの兆候を好感した前日の米国株大幅高や、事業規模108兆円に及ぶ国内の大規模経済対策を下支えに、本日の東京市場では日経平均が一時19000円台を回復するなど強含みの相場展開となった。新型コロナの先行きについては、引き続き楽観できないという警戒感も残っていたため、途中、上値の重さが目立つ場面もあったが、全般としてはリスクオンムードが優勢であった。こうした中、個人投資家の中小型株物色も旺盛となり、マザーズ指数は前日比3.55%高と大きく続伸し、
終値ベースで25日移動平均線を回復した。終値で25日線上を迎えたのは1月22日以来となる。なお、売買代金は概算で729.17億円。騰落数は、値上がり284銘柄、値下がり34銘柄、変わらず6銘柄となった。
 個別では、東京海上ホールディングス<8766>と資本業務提携に向けた基本合意書を締結したPKSHA<3993>、ロシアなどが穀物の輸出制限を強めている背景から思惑された農業総合研究所<3541>、ネットワークとセキュリティをクラウド統合したSASEプラットフォーム「Cato Cloud」を提供開始したと発表したフーバーブレイン<3927>、高血圧診療を中心に初診から始めることのできるオンライン診療の環境準備が整ったと発表したポート<7047>などがストップ高となった。また、くふうカンパニー<4399>、業績の上方修正があった東名<4439>などもストップ高まで買い進まれた。その他では、ベストワンドットコム<6577>、スペースマーケット<4487>、識学<7049>、新型コロナウイルス感染症の業績への影響は軽微としたピアラ<7044>などが値上がり率上位にランクインした。一方、数少ない値下がり銘柄のなかで下落率上位に並んだのは、インフォネット<4444>、バーチャレク<6193>、フォーライフ<3477>、すららネット<3998>、トライステージ<2178>などだった。


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