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マザーズ指数は4%超の大幅安、センチメントの悪化止まらず、値上がり率トップはアルー


 本日のマザーズ指数は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に対する警戒感に歯止めがかからない中、4%を超す大幅な下落となった。前日の米国市場では、連日の株価下落を受けて自律反発狙いの買いが先行したが、次第に世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気した売りに押され、結局、主要3指数は高安まちまち。ナスダック総合指数やSOX指数が小幅高であったにも関わらず、本日の東京市場では、ハイテク株への売りの流れに変化はなく、日経平均は400円超値を下げ、節目の22000円をも割り込んだ。こうした地合いの悪い環境下、個人投資家の投資余力も急速に悪化し、流動性に欠けた中小型株が集まるマザーズ市場では時価総額上位銘柄を含め全面安商状となった。なお、売買代金は概算で960.57億円。騰落数は、値上がり21銘柄、値下がり289銘柄、変わらず4銘柄となった。
 個別では、マーサージャパンとグローバル人材育成で業務提携契約を締結したアルー<7043>が14%超とストップ高まで買われ、新型コロナウイルス拡大に伴うオンライン関連銘柄としての物色の流れが続いたすららネット<3998>は5%高となった。その他では、メドレー<4480>、ファンデリー<3137>などが値上がり率上位に入った。ただ、全面安商状のなか、本日のマザーズ市場では値上がりした銘柄は計21銘柄しかなく、また、値上がり率ランキング5位以下の上昇率は0~1%台と活況には程遠い内容であった。一方、連日の急騰からの反動でリアルワールド<3691>が22%安とストップ安まで売られたほか、直近IPOのAHCグループ<7083>や、TDSE<7046>、イグニス<3689>、ブライトパス<4594>、ランディックス<2981>などが値下がり率上位に入った。


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