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【中国の視点】韓国車:中国市場でのシェアは激減、THAAD配備は依然影響


中国の自動車市場に占める韓国メーカーのシェアは縮小し続けている。最新報告によると、韓国を代表する自動車大手ヒュンダイ自動車と起亜自動車の合計販売台数は8月に7万6010台まで落ち込み、前年同月の12万4116台を大幅に下回ったという。今年1-8月の2社の販売台数は57万6974台となり、前年同期比で44.7%減少した。

これとは対照的に、中国メーカーの販売台数が大幅に伸びており、7月だけの販売台数は1530万台に拡大したと報告された。

専門家は、中国における韓国車の市場シェアの急速縮小について、韓国政府が米国の高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」の配備を決定したことによる悪影響が継続していると指摘。また、中国企業の技術発展が想像以上に進んでおり、これも韓国企業にとって脅威であると強調した。

韓国におけるTHAADの配備が中韓関係の緊張感を高めているほか、韓国の旅行業もそれによって打撃を受けていると指摘されている。韓国経済研究院が発表した最新リポートで、THAADの配置による経済への悪影響が継続した場合、韓国を訪れる中国旅行客数は年内798万9000人減少すると予測し、これに伴う経済損失は18兆1000億ウォン
(約1兆8100億円)になるとの見方を示した。

このほか、THAADの配備が決定されてから中韓両国の貿易と投資額の縮小も目立っている。韓国税関の統計によると、今年3月の両国間の貿易額は204億米ドル(約2兆2925億円)に上ったが、7月は185億米ドルまで低下した。中でも自動車部品の輸出が受ける悪影響がもっとも深刻で、前年同月比で58%減少したという。


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