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テレビ・雑誌で話題の西川口榎本クリニック斎藤章佳氏が 新刊『夫が痴漢で逮捕されました』を出版。 性犯罪と「加害者家族」についてケースごとに詳しく論説。


精神科デイナイトケアを提供する榎本グループの一員である西川口榎本クリニックの副院長、斎藤章佳氏が新刊『夫が痴漢で逮捕されました』を出版しました。本書は痴漢加害者の家族が直面する問題に焦点を当て、家族が「二次被害者」として受ける影響や支援の必要性を強調しています。家族は加害者の逮捕によって社会的信用や人間関係を大きく失い、職場や学校での偏見や圧力を抱えることがあります。本書は、加害者家族へのカウンセリングや支援グループの重要性を訴え、社会の理解を求めています。斎藤氏は性犯罪加害者の治療に長年携わり、家族支援にも取り組んでいます。

精神科デイナイトケアを行う榎本グループ(港区虎ノ門 理事長:榎本 明)の西川口榎本クリニックの斎藤章佳氏が6月13日(日)に新刊『夫が痴漢で逮捕されました』を出版。




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■痴漢と加害者家族の問題
令和5年の警察庁による痴漢検挙件数は2254件であり、前年より微増している。
痴漢は公共の場で突然起こる性暴力であり、被害者に深刻な精神的・身体的苦痛を与える犯罪である。

近年、痴漢への社会的関心は高まり、加害者への厳罰化や防止対策が進められている一方で、見過ごされがちなのが痴漢加害者の「家族」が抱える問題である。

加害者の行為は家族の生活や心理にも重大な影響を及ぼし、彼らは「二次被害者」としての立場に置かれる。

痴漢加害者の家族は、突然の逮捕や報道によって、社会的信用や人間関係を一気に失うことがあり、家族が教師、公務員、会社員などの職業に就いている場合、職場での風評や退職圧力にさらされることもある。

特に子どもがいる家庭では、学校でのいじめや偏見の対象になることも少なくない。更にこうした外的なストレスだけでなく、「なぜ止められなかったのか」「自分の育て方が悪かったのではないか」といった強い自責の念に苦しむ親や配偶者も多い。

また、加害者が家庭内で普段から問題行動を示していた場合、家族は以前から何らかのサインを感じていた可能性がある。その一方で、痴漢行為が発覚するまで家族が全く知らなかったケースも多く、「信じていた人がなぜ」と裏切りの感情に打ちひしがれる場合もある。特に、被害者支援と同様に、加害者家族も心理的ケアを必要とするが、現在の日本社会では、彼らが支援を受けられる場は非常に限られている。

痴漢という行為は個人の責任であるが、加害者の家族が社会から孤立することは、さらなる社会問題を引き起こす可能性がある。例えば、家族が外部との関係を断つことで、加害者の再犯防止に必要な見守りや支えが弱くなることもある。加害者の更生には、家庭の理解と協力が不可欠であるが、家族自身が傷ついていれば、それを担うことは極めて困難である。

そのため、痴漢加害者の家族への支援体制の整備が重要である。具体的には、家族向けのカウンセリング、当事者同士のピアサポートグループ、弁護士や精神科医などの専門家による包括的な支援が必要とされる。また、社会全体としても「加害者家族=共犯者」という短絡的な見方を避け、家族もまた被害を受けた存在であるという理解が求められる。

痴漢という問題は、被害者、加害者、そしてその家族という複数の立場から捉えられるべきである。犯罪行為そのものを許すことはできないが、同時に、その行為によって無関係な人々が傷つき続けることも防がなければならない。被害者支援と並行して、加害者家族へのケアと社会的理解の促進が、真の意味での再発防止と社会の健全化につながるだろう。

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■榎本クリニックについて
榎本グループは、池袋を初め、飯田橋、御徒町、大森、小岩、大船、西川口に計7つのクリニックを展開。
精神科ケアの現場が郊外にしか無かった頃から、都心部を中心に精神科デイケア・デイナイトケアに特化し、通院での精神科地域医療では全国最大規模で展開。

■斉藤 章佳(さいとう あきよし)氏プロフィール
西川口榎本クリニック副院長(精神保健福祉士/社会福祉士)
・1979年滋賀県生まれ。大卒後、我が国最大規模といわれる依存症施設である榎本クリニックにソーシャルワーカーとして、20年以上にわたりアルコール依存症を中心にギャンブル・薬物・摂食障害・性犯罪・児童虐待・DV・クレプトマニアなど様々なアディクション臨床に横断的に携わる。その後、2024年10月から現職。
専門は加害者臨床で現在まで3000名以上の性犯罪加害者の治療に関わり、性犯罪加害者の家族支援も含めた包括的な地域トリートメントに関する実践・研究・啓発活動に取り組んでいる。また、都内更生保護施設では長年「酒害・薬害教育プログラム」の講師をつとめている。小中学校では薬物乱用防止教育をはじめ、大学でも早期の依存症教育に積極的に関わっており、全国での講演も含めその活動は幅広くマスコミでも度々取り上げられている。東京都痴漢被害実態把握調査委員、一般社団法人痴漢抑止活動センターアドバイザーなど。

著書
「性依存症の治療」 金剛出版.2014(共著)
「性依存症のリアル」 金剛出版.2015(共著)
「男が痴漢になる理由」 イースト・プレス.2017
「万引き依存症」 イースト・プレス.2018
「小児性愛という病-それは、愛ではない~」 ブックマン社.2019
「しくじらない飲み方-酒に逃げずに生きるには」 集英社.2020
「セックス依存症」 幻冬舎新書.2020
「行為依存と刑事弁護」 日本加除出版.2021(共著)
「盗撮をやめられない男たち」 扶桑社.2021
「行為プロセス依存症の診断・治療と再発防止プログラム作成の手引き」 診断と治療社.2022(共著)
「50歳からの性教育」 河出書房新社.2023(共著)
「男尊女卑依存症社会」 亜紀書房. 2023
「子どもへの性加害-性的グルーミングとは何か」 幻冬舎新書.2023
「つながりを、取り戻す。」 ブックマン社.2023(共著)
「性暴力の加害者となった君よ、すぐに許されると思うなかれ」 ブックマン社.2024(共著)
監修に漫画「セックス依存症になりました。」(津島隆太作集英社.2020)
「性的同意は世界を救う」時事通信社2025(共著)
「夫が痴漢で逮捕されました」朝日新聞出版2025(新刊)がある。

本プレスリリースに関するお問い合わせ先 【広報事務局】
●株式会社フェイスブレインコンサルティング
●所在地 東京都港区浜松町2-2-15 ダイヤビル2F
●TEL :03-6675-3985
●FAX :03-6866-8937
●E-mail:info@fbc-pr.co.jp
●担当 :山口



配信元企業:医療法人社団 明善会
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