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Microchip社、MIL-PRF-19500/746準拠のRH(耐放射線強化)パワーMOSFETファミリを完成させ、JANSF 300 Krad性能を達成


Microchip Technologyは、航空宇宙、防衛、宇宙飛行用の新しいJANSF認定RH(耐放射線強化)MOSFETを発表しました。この製品は、MIL-PRF-19500/746スラッシュシート仕様に準拠し、300 KradのTIDに対応することができます。JANSシリーズのRHパワーデバイスは、厳しい放射線環境に耐える高信頼性を提供し、100〜250Vの電圧レンジおよび100 KradのTIDにまで対応可能です。これにより低電圧スイッチング損失と高エネルギ効率を実現し、特に航空宇宙およびLEO(地球低軌道)アプリケーションにとって重要な選択肢となります。製品は複数のパッケージオプションで提供され、より広範な放射線耐性を有するように設計されています。Microchip社は様々な開発ツールと共に、AGPL掲載の高信頼性コンポーネントを航空宇宙/防衛市場で提供し続けています。

[NASDAQ: MCHP] - JANS認定は最高レベルのスクリーニングおよび受け入れ要件であり、航空宇宙、防衛、宇宙飛行アプリケーション向けのディスクリート半導体の優れた性能、品質、信頼性を保証する認定です。Microchip Technology Incorporated(日本法人: 東京都港区浜松町、代表: 櫟晴彦 以下Microchip社)は本日、MIL-PRF-19500/746スラッシュシート仕様に準拠したRH(耐放射線強化)パワーMOSFET(https://www.microchip.com/en-us/products/discretes/high-reliability-discrete-and-power-management/radiation-hardened-mosfets?utm_source=pressrelease&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=jansmosfets&utm_bu=dpg)ファミリを完成させ、100V NチャンネルMOSFETのJANSF2N8587U3が300 Krad (Si)のTID(耐電離放射線総量)に対応するJANSF認定を取得した事を発表しました。

Microchip社のJANSシリーズのRH(耐放射線強化)パワーデバイスは、100~250Vの電圧レンジ、100 Krad (Si)までのTID(耐電離放射線総量)で展開されています。300 Krad (Si)のTIDに対応するJANSF2N7587U3の追加を皮切りに、より高いRHA(放射線耐性保証)レベルへの拡充が進められています。JANS RH MOSFETダイは、MIL認定済みJANSRダイを使ったプラスチック パッケージを含む複数のパッケージ オプションで提供され、ニュースペースおよびLEO(地球低軌道)アプリケーション向けの対費用効果の高いパワーデバイスです。セラミック パッケージは気密封止されており、総線量とSEE(シングルイベント環境)向けに開発されています。

これらのデバイスはMIL-PRF19500/746規格を上回る性能を発揮するように設計されており、宇宙の過酷な環境に耐え、電源回路の信頼性向上にも貢献する高信頼性コンポーネントを要するアプリケーションに理想的な選択肢となっています。

Microchip社ディスクリート製品部門副社長のLeon Grossは次のように述べています。「RH(耐放射線強化)MOSFETに求められる厳しい仕様を満たす事はきわめて困難ですが、Microchip社は独自の開発耐放射線強化設計プロセスおよび技術を活用する事で、この開発マイルストーンを達成できました。当社の先進技術により、航空宇宙/防衛分野のお客様に対して、市場やお客様の要求を満たす、信頼性が高くコスト面でも競争力のある製品を提供できます」

JANSFおよびJANSR RHパワーMOSFETは、POLコンバータ、DC/DCコンバータ、モータ駆動および制御、汎用スイッチング等の電力変換回路に応用できる1次側スイッチング素子として動作します。これらのパワーMOSFETはRDS(ON)が低く、総ゲート電荷量も低いため、市販されている類似のデバイスと比較してエネルギ効率が高く、発熱も少なく、スイッチング性能も優れています。

Microchip社は、RT(耐放射線)およびRH(耐放射線強化)MCU、FPGA、Ethernet PHY、パワーデバイス、RF製品、タイミング ソリューション、ベアダイからシステム モジュールまでのディスクリート部品を含む航空宇宙/防衛向けに設計された高信頼性ソリューションを豊富に展開しています。また、お客様により良いサービスを提供するため、QPL掲載コンポーネントも幅広く提供しています。Microchip社の航空宇宙/防衛ソリューションの詳細はウェブページ(https://www.microchip.com/en-us/solutions/aerospace-and-defense)を参照してください。

開発ツール

Microchip社のJANS MOSFETには、ソフトウェア シミュレーションと設計最適化のための追加リソースとしてSPICEモデルが提供されています。

価格と在庫/供給状況

JANSFおよびJANSRデバイスは本日よりサンプル受注を開始いたします。詳細はMicrochip社正規代理店(https://www.microchipdirect.com/contact)にお問い合わせください。

リソース

高画質の写真は報道関係専用窓口までお問い合わせ頂くか、Flickrでご覧ください。
● アプリケーション画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/54422442566/sizes/l
● 概要のビデオ: https://youtube.com/shorts/IOvt_mhbJpM

Microchip Technology社について:
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションおよび処理ソリューションのトッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で100,000社を超えるお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(https://www.microchip.com)をご覧ください。

詳細については、以下にお問い合わせください。
Daphne Yuen (Microchip社): daphne.yuen@microchip.com

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000318986&id=bodyimage1



配信元企業:マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社
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