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性暴力被害に苦しむ青年たちを描いた画期的な演劇作品が、6月5日(水)、初日の幕を開けました。終演直後の現場から、俳優の生の声を届けます!モトキカク第3回公演『蘇る魚たち』


■2019年に劇作家・石原燃さんが発表した『蘇る魚たち』は、男性の性暴力被害についての戯曲。関西で演劇制作を手がける《モトキカク》が、2022年に大阪で上演、2023年にジャニーズ事務所所属タレントの被害が大きな社会問題になり、今回再演が決定。6月5日、大阪で初日の幕が開いた。

■物語は、雑誌記者・コースケ、その友人・ノゾミ、コースケの弟・リオ、の3人の会話で進行する。コースケとノゾミは、幼い頃、共にノゾミの父親から性暴力を受けていた。被害者は他にもいる。過去に立ち向かい、メディアに告発しようと決意したコースケと、苦悩するノゾミ、その行動のリスクを問う、何も知らなかったリオ。それぞれの存在を頼りに過去の自分と向き合いながら、青年たちが苦悩し、回復してゆく姿を描く。

■キャストについて
3人の登場人物それぞれに2人の俳優を配し、上演回ごとにどちらか1人が演じる。
2×2×2…全部で8通りの組み合わせがあるというユニークな形式。


《初日終演直後の劇場から》
6月5日水曜夜、扇町ミュージアムキューブ(大阪市北区)。東京・大阪合わせて21ステージという長丁場の初日の幕が、ついに開いた。初回の公演のキャストは、田中健一朗、野村洋希、五十嵐璃生の3人。

終演直後の興奮冷めやらぬ中、苦しみながらも性暴力告発の推進役となる「コースケ」を演じた、俳優の田中健一朗に話を聞いた。

■2年ぶりの再演の初回の舞台が終わりましたね…
初演の時以上に、コースケのバックストーリーを感じながら演じています。
客席との距離がとても近いこともあり、お客様の感情が直接肌に伝わってくるような気がしました!

■これからまだ先が長いですが…
公演としては全21ステージ、自分はその半分に出るわけですが、毎回相手の2人の顔ぶれも変わり、人によって温度感、テンポ、感情の動きが全然違うので、それに反応する自分の気持ちも変わります。毎回違う化学反応が起こって、楽しくもあり、本当に刺激的で気を抜けない舞台です。自分の出ない回にコースケを演じる竹下健人くんも、演技にいろんな引き出しがあって、たくさん盗ませてもらっていて…頼もしい存在です!(笑)

■もしかするとこの作品、観る側にとっても劇場に足を運ぶのに勇気がいるのでは、と思うのですが、そんな、迷っている人にメッセージをお願いします…
一歩踏み出さないと何も始まりません…これはこの作品のメッセージでもあるのですが、最終的には自分の足で歩くしかない。その重たい一歩踏み出してみて下さい。この舞台はあなたの糧になるはずです。明日を変えるきっかけを一緒に感じ見つけましょう!




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【公演概要】
モトキカク第3回公演『蘇る魚たち』

■作
石原燃

■演出
本木香吏

■出演
竹下健人(劇団Patch)
田中健一朗
野村洋希
楠木健吾
五十嵐璃生   
山澤誠

■日程・会場

・大阪公演    
6月5日(水)~9日(日)
扇町ミュージアムキューブCUBE03 (大阪府大阪市北区南扇町6-26)

・東京公演    
6月20日(木)~23日(日)
王子小劇場 (東京都北区王子1-14-4 地下1F)

■チケット料金 
4500円

※席数限定で高校生を無料招待(当日受付にて要学生証提示)
※未就学児童の入場は不可。観劇対象は高校生以上を推奨(性暴力がテーマの為)

※上演時間・各回のキャスト・予約方法など、詳細は、公式サイト等でご確認ください

■公演公式サイト  
https://motokikaku3.hp.peraichi.com

■X        
https://twitter.com/motokikaku2022

■主催/株式会社モトキカク


■本件についてのお問合せ先
メール
motokikaku2024@gmail.com

電話
090-2280-0425(モトキカク制作・姫野)



配信元企業:株式会社モトキカク
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