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Swissbit、データセンター用途向けにカスタマイズしたフラッシュストレージ製品「U.3 SSD N4200」を発表


【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000278356&id=bodyimage1

独自のファームウェア・アーキテクチャを採用した新開発のSSDは、ワークロード解析によりアプリケーションに合わせてファームウェアを最適化

日本・東京、2023年4月5日 - 産業向けフラッシュストレージ製品の独立系メーカー・Swissbit(日本法人:スイスビットジャパン株式会社、東京都新宿区、代表取締役 友森 健一郎)は本日、同社初のデータセンター用途向けに専用設計したSSD製品「N4200」を発表しました。SwissbitのN4200は標準的なデータセンター向けSSDと比べ、製品寿命までのライフサイクル全体を通して速度低下を最小限に抑え、2倍の書き込み寿命を実現しています。N4200は、実際のデータセンターのアクセス負荷に最適化した特別なファームウェアを採用することで、パフォーマンス、寿命ともに大きく進化しています。

N4200を導入するお客様は、ビッグデータ、ビデオストリーミング、機械学習など、あらかじめ定義されたワークロードクラスター構成から利用用途の選択が可能です。またN4200は、稼働中にホストからの書き込み負荷を測定する独自機能を備えており、この取得したデータに基づいてファームウェアを最適化することができます。さらにSwissbitでは、この測定データを用いてより詳細なワークロードを分析し、システムに最適化したファームウェア構成を提供するオプションも用意しています。この新しいコンセプトを取り入れたSwissbitのSSDによって、データセンタープロバイダーは、信頼性が高く、安定したパフォーマンス且つ最適なコストのサービスをお客様へ提供することができます。N4200は容量8TBおよび16TBの製品がラインアップされています。

データセンター内のクラウドアプリケーションでは、使用開始から数ヶ月で50~75パーセントの性能劣化が見られますが、依然として標準的なSSDが使用されています。データセンターでは、書き込みパフォーマンスの低下によって予定より早くSSDの交換が必要となるケースが多く、このためサポートや追加コストの発生が課題となっています。

Swissbitでメモリ部門のゼネラルマネージャーを務めるRoger Griesemerは「ほとんどの汎用SSDは、フラッシュメモリの管理がデータセンター用途に最適化されていないため、耐久性やパフォーマンスが低下する傾向にあります。N4200は、汎用設計で用いられている標準的なベンチマークではなく、特定のアプリケーションプロファイルに合わせて最適化するという、従来のSSDとは異なるアプローチを採用しています。この新たなアプローチを実現するため、私たちは実際のワークロードの評価から始まる最適化プロセスを確立しました。このプロセスに基づいて、SwissbitではSSDのパフォーマンスと耐久性のバランスがお客様の実際のワークロードに適合するよう、ファームウェアを個々に最適化します」と話しています。

◆ワークロードの把握
お客様がアプリケーションのワークロードをすでに把握している場合は、データセンターでの使用に最適化したファームウェアをすぐに適用できます。またN4200は、ビッグデータ、ビデオストリーミング、機械学習、AI、IoTといった最も一般的なワークロードクラスター用にあらかじめ構成されたファームウェアを適用することもできます。

このほかSwissbitでは、SSDのパフォーマンスを最大化するために、お客様が利用している特定アプリケーションの詳細なワークロード分析に基づく最適化をオプションにて提供しています。このサービスを希望されるお客様には、Swissbitが提供するN4200のテストサンプルを利用して、運用中のシステムでワークロードを測定し記録していただきます。その後、Swissbitのデータセンターチームがワークロードプロファイルを分析し、ファームウェアが適合するようにカスタマイズします。

Roger Griesemerは「このアプローチによって、複雑なクラウドアプリケーションに対応する特別設計のソリューションを実現し、実際のワークロード環境下において、業界で最も安定したスループットと最も低い書き込み遅延をホスト側の変更を必要とせず提供することができます」と説明しています。

◆N4200の技術仕様
2.5インチU.3 SSDは、エンタープライズグレードの3D TLC NAND(eTLC)を採用し、U.2との互換性を持ちます。N4200はPCIe 4.0仕様の4レーンPCIeインターフェースを備え、双方向で最大8000MB/sの帯域幅を実現しています。ストレージ容量は8TBと16TBをラインナップしています。

◆生産状況
データセンター用SSD N4200は、既に受注および出荷が可能です。プロジェクトのお問い合わせや販売については、Swissbitデータセンターチーム(sales@swissbit.com)までご連絡ください。

N4200は、米国のデータセンター向けSSDのスペシャリストであるBurlywood社との戦略的パートナーシップに基づいて開発された、Swissbit初のデータセンター向けソリューションです。


スイスビットについて
スイスビット(Swissbit AG)は、産業用途向けにストレージおよび組込みIoTソリューションを提供するヨーロッパ唯一の独立系メーカーです。同社は、ストレージと組込みIoTにおける独自の技術と高度なパッケージングノウハウを兼ね備えています。これらを通じて、同社顧客はクリティカルな産業機器、通信、自動車、医療、金融のアプリケーション、ならびにIoT製品向けに、堅牢なデータ保護及びデータ保存を実現しています。
スイスビットは、信頼性に優れ、耐用期間が長く、カスタムによる最適化された「ドイツ製」の産業用ストレージおよびセキュリティ製品を開発および製造しています。
スイスビットのストレージ製品には、mSATA、Slim SATA、CFast(tm)、M.2、2.5インチなどのPCIeおよびSATAインターフェイスを搭載したSSD、コンパクトフラッシュ、USBフラッシュドライブ、SDメモリカード、micro SDメモリカード、およびe.MMCなどのマネージドNAND BGAなどがあります。セキュリティ製品には、USBフラッシュドライブ、SDメモリカード、micro SDメモリカードなど、さまざまなアプリケーション固有のエディションが用意されています。
スイスビットは2001年に創設され、スイス、ドイツ、米国、日本、台湾に事業所を展開しています。同社は、Swissbit(r)およびHyperstone(r)の登録商標を所有しています。2020年以降、独立系投資会社のArdianは同社株式の過半数を保有して、同社の成長を支えています。
詳細については、https://www.swissbit.com/ja をご覧ください。



配信元企業:スイスビットジャパン株式会社
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