日本ペンクラブによる「コロナと文化～危機のなかで思い、考える」シリーズで、スリーシェルズ提携アーティストの森ミドリが動画を発表。

スリーシェルズは、音楽家・森ミドリによる「コロナと文化」動画の制作を行い、日本ペンクラブの公式You Tubeチャンネルで公開されたことを2020年5月21日に発表した。

発表された動画は、（社）日本ペンクラブによる声明「緊急事態だからこそ、自由を」を受けて、日本ペンクラブの会員が「コロナと文化～危機のなかで思い、考える」をテーマに、You Tubeで公開しているシリーズである。
これまでに、吉岡忍、今野敏、加藤茂孝、ドリアン助川、中川省平、瀬川至朗というメンバーが対話やコメントの動画を発表しており、森ミドリは、7人目の出演者となる。また、8人目の登場となる浅田次郎と吉岡忍による動画もほぼ同時に公開された。

森ミドリによる動画は下記アドレスから見ることができる。

https://youtu.be/eWGqYIyY1bk

森ミドリは、ポストコロナ時代で、想像力の大切さや、感謝する心、思いやりの心、人々の向き合い方などについて語り、音楽や生き方の先例として、エリック・サティについて言及している。そして直木賞作家の森絵都による著作「アーモンド入りチョコレートのワルツ」から、サティについて触れた一節を朗読しながら即興でピアノを演奏、その後、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」を暗唱しつつピアノ即興演奏をして、締めくくっている。
ポスト・コロナ時代の人々のあり方、創作のあり方などを考え直す機会として、日本を代表する作家たちの発言に注目していきたい。

森ミドリ
音楽家・エッセイスト
1947年名古屋市生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業及び同大学院修士課程修了。在学中に安宅賞を受賞。ピアノを小津恒子、伊達純、作曲を池内友次郎、佐藤眞に師事。在学中からテレビ、ラジオなどで作曲・演奏・司会で幅広く活動。ＮＨＫ「N響アワー」や「趣味の園芸」の司会でも知られる。現在は、ピアノ、チェレスタによる即興演奏やリクエスト曲を交えたトークコンサートを全国で行っているほか、歌曲、合唱曲の作曲にも力を注いでいる

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