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ボルグワーナー、米国インディアナ州に最先端のテクニカルセンターを新設し、ハイブリッド・電動化製品ポートフォリオをサポート



2018年6月20日
本リリースは6月14日に米国にて発表されたリリースの抄訳版です。

 ボルグワーナー(本社:アメリカ合衆国ミシガン州アーバンヒルズ、社長兼最高経営責任者:ジェームズ・R・ベリアー/James R. Verrier)は、インディアナ州ノーブルズビルに約9,300平方メートルのテクニカルセンターを新たに開設しました。インディアナ州アンダーソンおよびペンドルトンにある既存施設のオペレーションを統合したこの新しいテクニカルセンターは、電動化製品の試作品製作や試験の能力を向上させることで、製品に対する顧客の要望の高まりに対応できるよう、研究開発機能を強化する最先端ラボを備えています。配慮の行き届いたオープン・コンセプトのオフィス空間は、従業員のコラボレーションと創造力の発揮を促すように設計されており、ボルグワーナーがクリーンかつ高効率な車両推進ソリューションを提供する上でグローバル・リーダーとしての地位を維持できるようサポートします。

 この施設の設計にあたっては、エンジニア、設計者、技師、サポート・スタッフのために、生産性の高い最適な作業環境づくりが重視されました。また、コミュニケーションを強化し、イノベーションを引き出し、効率性を向上させるというオープン・コンセプトに基づき、対話型のオフィス環境や自発的なコラボレーションを促すスペースが確保されています。広々としたオープンなこの施設は、会議スペースから個人の作業スペースに至るまで柔軟に使用できる多数のスペースを備えており、従業員は働く場所や働き方を選択できます。具体的には、さまざまな形で座席が配置されている5つのソーシャル・ハブ、プライバシーを重視した部屋、座席配置の異なるカンファレンス・ルーム、小さな中庭が見渡せる多目的ルームで打ち合わせや作業を行うことができます。

 この新しいテクニカルセンター内にある約3,700平方メートルを誇るラボでは、ボルグワーナーの成長しつつある電動化ポートフォリオに特化したオペレーションの拡張と併せて、試作品開発と試験を行います。新旧のリソースを統合したノーブルズビル拠点では、モーター、オルタネーター、スターター製品だけでなく、さまざまなパワー・エレクトロニクス製品の開発と検証を行う予定です。さらに、専用の音響測定室では騒音、振動、ハーシュネス(NVH)試験を、専用のシェーカー・テーブルでは振動の試験を、ラボでは金属材料の試験・分析や、性能測定や適合を行う3次元測定機(CMM)などによる度量衡の確認を行います。2つの新しいシステム試験室は、エンジニアが製品を推進システム全体の一部として検証するのを可能にします。また、このラボは、ボルグワーナーの幅広い48V製品やP2ハイブリッド・モジュールをはじめとする主要技術を試験する能力を強化します。ラボには6つの48Vテスト・ステーションが収容されますが、需要の高まりに応じてテスト・ステーションの数が増やせるようになっています。

 オフィス・エリアには、オリジナル装置およびアフターマーケットの営業部門、カスタマー・サービス部門、IT部門、経理部門、品質管理部門、人事部門、グローバル・サプライ・マネジメント部門のほか、設計者、エンジニア、事務スタッフが席を置いています。このエリアでは各従業員に、自然光が差し込む間仕切りされた空間や、スタンディング・デスクとしても使用できる高さ調節可能なデスク、収納スペースが用意されています。さらに、ボルグワーナーのウェルネス活動の一環として、2階建ての施設の各階に水平のトレッドミルのベースに高さを調節可能なデスクを組み合わせたトレッドミル・デスクが設けられ、従業員は予約して使用できます。また、この拠点は、5台のボルグワーナー社名入り自転車の寄付を通じて、ノーブルズビルがメッセンジャーバックで知られるZagsterの協力の下で行っているバイク・シェア・プログラムにも参加しています。Zagsterの年間メンバーシップを持つ従業員は、昼休み中の運動や周辺の散策などに自転車を利用できます。

 施設のデザインは、ボルグワーナーらしい雰囲気を作り出すとともに、インディ500への関りを同時に表せるよう考えられています。外壁にはメタル・ブルーの「レーシング」ストライプが施され、内装にはボルグワーナーを象徴する青色を中心にモダンな色彩がオフィスとラボ・エリア全体に使用されています。ソーシャル・ハブには、スターター・モーターに使用されているギアによく似た形状でアクアティントを施した照明が天井からつるされています。施設に入る手前で、従業員と訪問客は、インディアナポリス・モーター・スピードウェイにスタート/フィニッシュ・ラインとして保存されている「ブリック・ヤード」を再現した1列に並ぶ赤レンガを横切ります。インディアナポリス・モーター・スピードウェイは、世界で最も偉大なレースとされているインディ500が開催されるサーキットです。毎年5月後半に開催されるこのレースに優勝すると、ボルグワーナートロフィーTMにスターリングシルバー製の勝者の顔のレリーフが追加されます。ボルグワーナーは、レースに取り組むドライバーの優秀さを称えるため、1935年にこのトロフィーの製作を任命されました。
 
 ボルグワーナー・パワードライブシステムズの社長兼事業本部長のステファン・デメール博士(Dr. Stefan Demmerle)は、「ノーブルズビルに新しいテクニカルセンターを開設できたことをうれしく思います。これにより、この地域の全従業員が新しく美しい施設で働けるようになります。最先端ラボと創作活動のための作業スペースを備えたこの新施設では、現在だけでなく将来のハイブリッドおよび電動推進システムやコンポーネントの研究、開発、試験が可能です。この施設は、クリーンでエネルギー効率に優れた推進技術を開発するという当社の使命において重要な拠点となるでしょう。」と述べています。

 既存施設の従業員は、4月にノーブルズビルのテクニカルセンターに移動を開始し、2020年までに移動を完了する予定です。

ボルグワーナーについて
ボルグワーナー(NYSE: BWA)は、内燃機関、ハイブリッド、電気自動車向けのクリーンで高効率な技術ソリューションを提供するグローバルなリーディングカンパニーです。世界18カ国67カ所に生産・開発拠点を持ち、全世界でおよそ29,000人の従業員を擁しています。詳細については、borgwarner.comをご覧ください。

ボルグワーナートロフィーについて
ボルグワーナートロフィーには、1911年のレイ・ハルーン以後の、インディ500歴代優勝者全員の顔の彫刻が貼りつけられています。スターリングシルバー製で重さ約50kgのトロフィーは、高さ約165cmで、当初の価値は1万ドル(約113万円)でしたが、現在の時価は350万ドル(約4億円)です。ボルグワーナートロフィーは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ殿堂博物館に常設展示されています。また、ボルグワーナーは、優勝者とチームオーナーに個別に贈る勝利の記念品として、1988年にボルグワーナー・チャンピオンシップ・ドライバーズ・トロフィー(通称「ベイビーボルグ」)を、1998年にボルグワーナー・チームオーナーズ・トロフィーを制作しました。いずれもボルグワーナートロフィーのスターリングシルバー製レプリカです。

【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000175984&id=bodyimage1


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