SAIFパートナーズの候補者は、追加配当の実施や普通株式の取引再開も含め、シノバックの株主が本来の価値を実現できるよう積極的に取り組む方針
現取締役会は、その大半が株主によって正式に選任されておらず、プリヴィ・カウンシルの認可も受けていないため、株主から圧力を受けるまで、取引再開や配当の実施を優先せず
シノバックの経営陣は、現取締役会ではなく、1株あたり55ドルの配当支払いのための資金を積極的に確保
シノバック株主に対し、ゴールド委任状カードでSAIFパートナーズの取締役候補者の選任について投票を行い、会社側の委任状カードは破棄を呼びかけ
北京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --SAIFパートナーズIV L.P.(以下「SAIFパートナーズ」)は、シノバック・バイオテック・リミテッド(以下「シノバック」または「同社」)の発行済み普通株式のおよそ15%を実質的に保有する筆頭株主として、シノバック株主の皆様へ向けて、現取締役会がすべての株主の利益のために行動せず、6年にわたる取引停止の後も配当支払いおよび取引再開を実現できていない事実を明らかにする公開書簡をお送りしました。


これは、SAIFパートナーズがシノバックの取締役会(以下「取締役会」)の選任に指名した、非常に優秀な10名の候補者が、長年にわたって実現できていなかったシノバックへの投資価値を株主が最大限に引き出せるよう、積極的に取り組む姿勢を持っていることと著しく対照的です。実際、配当原資の確保に積極的に動いているのは、現取締役会ではなくシノバックの経営陣です。
株主の皆様は、2025年7月8日(火)20:00大西洋標準時(2025年7月9日(水)8:00中国標準時)に開催予定の同社の特別株主総会(以下「特別総会」)、およびその後に延期・継続・再設定されるいかなる会議においても、SAIFパートナーズの候補者を選任することで、会社に変革をもたらす貴重な機会となります。
この書簡の中でSAIFパートナーズは、現取締役会の大半が株主によって正式に選任されておらず、プリヴィ・カウンシルの認可も受けていないにもかかわらず、株主から圧力を受けるまで何ら行動を起こさなかったことを強調しています。さらに、現取締役会はシノバックの株主価値の向上に関心を示さず、経営陣ともほとんど関与していません。もし選任された場合、SAIFパートナーズの候補者は経営陣と緊密に連携し、シノバックが直面する課題に対応し、厳格なコーポレート・ガバナンス、適切な資本配分、戦略的な先見性および卓越した業務運営を同社にもたらします。
SAIFパートナーズはまた、追加配当の実施、普通株式の取引再開、株主間の紛争解決など、シノバックにとって最も重要な優先課題に取り組む方針を改めて強調しています。
書簡の全文は以下のとおりです。
2025年6月24日
シノバック株主の皆様へ
シノバック・バイオテック・リミテッド(以下「シノバック」または「同社」)の発行済み普通株式の約15%を実質的に保有する筆頭株主として、私たちは、まもなく開催される特別株主総会に向けて、株主の皆様が同社の取締役会(以下「取締役会」)で皆様を代表する人物を選ぶ機会を前に、重要な情報をお伝えするために本書簡をお送りしています。
株主の皆様には、配当の分配やすべての株主への流動性の提供を確実に実現するために、皆様のために積極的に価値を創出する取締役会が必要です。SAIFパートナーズIV L.P.(以下「SAIFパートナーズ」)は、まさにそれを実行する非常に優秀な10名の候補者を取締役会の選任候補として指名しました。ゴールド委任状カードで当社の取締役候補者にご投票いただき、会社側の委任状カードは破棄していただくよう強くお願い申し上げます。
取締役候補者を指名する必要があると判断したのは、現取締役会が4名体制であり、そのうち1名が1Globeに、2名がOrbiMedにそれぞれ関係しているものの、ここ数年の大きな混乱の後もシノバックを効果的に導くことができていなかったためです。現取締役会は、1Globeと他の株主および同社経営陣との間で7年間続いている法的争いを継続するために、会社の資金を使うことを優先してきました。私たちが特別株主総会の開催を強く求め、取締役会が自身の地位喪失の可能性に直面して初めて、彼らは配当を宣言し、他の懸案事項に対して形ばかりの対応を始めました。
なぜこのような状況になったのでしょうか。
2017年に選任された前取締役会は、COVID-19パンデミック時に同社が記録的な業績を達成するのを指揮しました。前取締役会と経営陣の尽力により、シノバックの口座には約103億ドルの現金が存在します。
現取締役会は、2025年2月に就任し、1GlobeとOrbiMedが主導権を握る形で、この驚異的な成功をもたらした前取締役会を解任しました。しかし、現取締役会が主導権を握った後も、すべての株主のために価値を創出するための行動は何も取られていません。会社の現金は一切配当として分配されておらず、普通株式は6年以上取引されていません。本来であれば、現取締役会が最優先で取り組むべきは、これらの重大な問題を解決するための是正措置であるはずです。しかし、方向性のない法的争いを続ける以外、シノバックや株主のために何ら行動を起こしていません。
株式取引の長期停止と配当金の分配不履行は、1Globe主導の現取締役会による前取締役会の交代の試みに直接起因しています。現取締役会、経営陣および株主を巡る現在の対立がさらに深刻化し、解決されなければ、株式取引の再開は不可能となります。
これは極めて遺憾な事態です。なぜなら、もし普通株式が約103億米ドルの現金および現金同等物のみを基準に取引されていたとすれば、1株あたり140ドル超、すなわち現在取引停止中の1株あたり6.47ドルの22倍以上の水準となるはずだからです。
私たちの候補者は、追加配当の支払いと当社普通株式の取引再開により、すべての株主のためにシノバックの大きな価値を引き出すことに全力を尽くしています。実際、配当金の支払いのために資金を確保するため積極的に行動しているのは、他ならぬシノバックの経営陣であり、現取締役会ではありません。現取締役会がこのような措置を支持し、協力して実現に取り組んでいれば、配当はすでに支払われていたでしょう。
現取締役会は、正統性を失っています。2025年1月、プリヴィ・カウンシルが、Haifeng Qiu、Yuk Lam Lo、David Guowei Wang、Pengfei LiおよびJianzeng Caoが取締役に選任されたと判断しましたが、このうち4名はわずか4か月で理由もなく辞任し、現在の取締役会はYuk Lam Lo、Chiang Li、Sven H. BorhoおよびGeoffrey C. Hsuで構成されています。このため、Yuk Lam Loだけが、株主によって正式に選任され、プリヴィ・カウンシルの認可を受けた唯一の取締役となっています。
おそらく最も問題なのは、現取締役会がシノバックを率いる意欲も能力も関心も示していないことです。現取締役会は、経営陣から見て「混乱をもたらす影響」を与えているとされる、経営にほとんど関与しない人物で構成されています。
今こそ、すべてのシノバック株主の価値を最大化するための計画を実行する取締役を選出する必要があります。その計画には、以下のものが含まれます。
追加配当の実施
SAIFパートナーズの候補者が適切な配当を実施することに強くコミットしていることが、特別株主総会の開催を求める主な理由です。これまでに私たちが行ってきたこと、たとえば現取締役会が決定した1株あたり55ドルの配当の早期支払いを求めたことも、このコミットメントを示しています。
当社の候補者は、取締役として、現取締役会が決定または検討している特別配当を承認します。
コンプライアンス上の問題への対応と取引再開
SAIFパートナーズの候補者は、シノバック普通株式の取引再開に向けて、コンプライアンス上の問題に即座に対応することを約束しています。
株主間の紛争解決
SAIFパートナーズの候補者は、株主と協力し、現在進行中の紛争を円満に解決するための方策を模索します。同社の現金は、訴訟ではなく株主価値の向上のために使われるべきです。
いまこそ、現取締役会が行動しなかった責任を問うべき時です。シノバック株主の皆様には、ご自身の利益を真に代表する有能な取締役を選ぶ権利があります。ぜひ、皆様のご意見を表明してください。
皆様のご投資の価値を守るため、ぜひ、ゴールド委任状カードで、当社の優れた取締役候補者にご賛同の一票を投じてくださいますよう、お願い申し上げます。
会社から送付された委任状カードを返送したり、会社側の委任状により特別株主総会でご自身の普通株式の投票を許可したりしないでください。抗議の意図であっても、そのような行為はお控えください。すでに会社へ委任状カードを送付された場合や、会社側の委任により特別株主総会でご自身の普通株式の投票を許可された場合でも、同封のゴールド委任状カードを使用することで投票内容を変更することが可能です。最も日付の新しい委任状が有効となります。
敬具
SAIFパートナーズ
株式の保有数にかかわらず、あなたの一票が極めて重要です。 |
お電話またはインターネットで |
ゴールド委任状カードに記載された簡単な手順を参考にご投票ください。 |
委任状の承認や普通株式のご投票に関するご不明な点やご要望は、 |
下記へお問い合わせください。 |
Sodali &Co |
430 Park Avenue, 14th Floor |
New York, NY 10022 |
北米フリーダイヤル:(800) 662-5200 |
北米以外からはコレクトコール:(203) 658-9400 |
Email: SAIF@info.sodali.com |
SAIFパートナーズについて
SAIFパートナーズは、累計運用資産40億ドル超を誇る、アジアを代表するプライベート・エクイティ投資会社です。当社は、積極的なリードインベスターとして投資先企業と緊密に連携し、有機的な成長および買収の両面から事業の発展を支援しており、投資先同士のシナジーある連携を促進し、優れたコーポレート・ガバナンスと最良の経営手法の推進を通じて株主価値の向上を図っています。
追加情報および閲覧方法について
本書は、SAIFパートナーズによるシノバックの取締役会への10人の取締役候補者指名に関する委任状勧誘資料と見なされる場合があります。この勧誘に関連して、SAIFパートナーズは、シノバックの取締役選任に関する特別株主総会に向けて、最終版の委任状説明書および委任状カードをシノバックの株主の皆様に郵送いたしました。SAIFパートナーズが郵送した最終版の委任状説明書は、2025年6月16日頃に提出されたSchedule 13D/Aの添付書類1としても提出されています。株主の皆様には、シノバックの特別株主総会に関連して、同社が郵送および米国証券取引委員会(SEC)に提出する予定の委任状説明書(その修正または補足を含む)、および、参照情報として組み込まれている可能性のある文書を含むその他の関連文書が入手可能になった際には、必ず注意深くお読みいただくようお願い申し上げます。これらの文書には取締役候補者、特別株主総会および関連事項に関する重要な情報が含まれています。シノバックの株主の皆様は、特別株主総会に関連してSAIFパートナーズが郵送した最終版の委任状説明書、それに関わる修正・補足、その他関連文書を、proxyvoting.com/SVA/documentsから無料で入手いただけます。
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