ロサンゼルス--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --トロフィー・ユニバーサル・シティ・グループLLCおよびトロフィー・ウェストコビーナ・グループLLC（以下「トロフィー・グループ」といいます）は、日産北米会社を相手取り、自動車の在庫を逼迫させ、トロフィー・グループを締め出すことを狙った悪意あるスキームを意図的に画策したとして提訴しました。トロフィー・グループの訴えによると、この民事事件は、自動車業界のグローバル起業家でトロフィー・グループ創業者のナーセル・ワターCEOが率いる、ロサンゼルス郡の日産販売代理店2社（ユニバーサル・シティ日産およびウェストコビーナ日産）が日産から報復的な妨害行為を一貫して受けていたことを争点としています。トロフィー・グループの訴訟代理人は、ミラー・バロンデスLLPのアムノン・シーゲルとブライアン・レッドファンが務めます。
成功のレガシーとパートナーシップ
10年以上前にトロフィー・グループを創業して以来、自動車業界で豊富な経験を持つナーセル・ワターは南カリフォルニアでトロフィー・グループを拡大し、主要ブランドのメルセデス・ベンツやキアを含む数多くの販売代理店を成功に導きました。同社の販売代理店は、各ブランド別の販売台数ランキングで全米トップレベルとなっています。
全米事業に加えて、ワターは日産の海外販売において、特に中東で大きな役割を果たしてきました。2008年から2019年にかけて、日産自動車株式会社とアル・ダハナ・グループとの合弁会社である日産ガルフの副社長、社長、CEOを歴任しました。アル・ダハナが日産と合弁事業を行っていた期間中は、ワターは日産ガルフだけでなく、アル・ダハナのCEOも務めました。ワターの指揮の下、日産ガルフは日産の市場プレゼンスを大きく拡大し、中東で第2位のマーケットリーダーとなった他、世界で最も収益性の高い日産子会社になりました。
日産の最初の救援要請
2017年、ワターの専門知識を高く評価していた日産は、経営難に陥っていたロサンゼルス郡の販売代理店2社の買収をワターに働きかけました。それがユニバーサル・シティ日産とウェストコビーナ日産でした。かつては成功を収めていたこれらの販売代理店は、前オーナーであるセージ・オートモーティブ・グループの下で財政難に陥っていました。日産はワターの指導力を頼りにこれら代理店の黒字復帰を目指し、トロフィー・グループによる両販売代理店の買収を実行しました。当初、この移行は前向きに進みました。日産の支援の下、ワター率いるチームは代理店の評判と業績の回復に懸命に取り組みました。
ゴーンスキャンダルの後の報復
2018年、日産自動車のカルロス・ゴーン元CEOの逮捕は、世界的な論争を巻き起こしました。詳細が明るみに出るにつれて、日産自動車はこのスキャンダルとつながりのある個人や法人との関係を断ち切ろうとしました。これには、アル・ダハナにおけるワターの元ビジネスパートナーも含まれていました。ワター自身には疑惑がなかったにもかかわらず、日産は一方的に中東の販売代理店契約を打ち切り、これに対してアル・ダハナは裁判を起こしました。2021年、ドバイの裁判所は日産自動車に対して、アル・ダハナへの3億5400万ドルの支払いを命じました。
これを受け、ワターとトロフィー・グループの米国販売代理店に対する廃業を狙った日産による報復行為が裏であったと訴えられています。訴状によると、日産はユニバーサル・シティ日産とウェストコビーナ日産に対する車両の割り当てを計画的に減らし、両社の基本的な在庫を枯渇させることで、近隣の競合他社を優遇したとされています。
日産の違法行為の影響
新車の配分はどの販売代理店にとっても生命線であり、今回訴えられた日産の行為によって、在庫の減少が販売台数の減少を導き、その結果として配分がさらに減らされるという、破滅のサイクルが生み出されました。公平な待遇を求めるワターの訴えにもかかわらず、日産は必要な在庫の提供を拒み、トロフィー・グループの日産販売代理店を意図的に潰し、最終的に廃業に追い込もうとしたと訴えられています。
疑惑の日産の行為によって、トロフィー・グループに数百万ドル規模の損害が生じた他、ロサンゼルス市場における消費者の選択肢が奪われたと訴えており、トロフィー・グループは日産に対して、同社を問題の経済的な破壊行為の標的にしたことについて、可能な限りの法的救済を求めるとしています。
「日産のふるまいは権力の濫用であり、適正かつ公正な商慣行をあからさまに無視した行為です」とアムノン・シーゲルは述べています。「私たちは、信頼されている献身的な販売代理店を不正操作と悪意によって違法に消し去ろうとしている日産を許容するわけにはいきません。この件を陪審員の皆様に提出する機会をありがたく思っています」
本件は、Trophy Universal City Group, LLC, et al. v. Nissan North America, Inc., et al.,（トロフィー・ユニバーサル・シティ・グループLLC他対日産北米会社他）、ロサンゼルス郡高等裁判所、事件番号[未定]です。
ミラー・バロンデスLLPについて
ミラー・バロンデスLLPはロサンゼルスを拠点とする法律事務所で、カリフォルニア州および全国規模の公判、仲裁、上訴手続きをはじめとする訴訟を専門としています。同事務所は、自動車、消費財、プライベートエクイティ、証券、金融サービス、知的財産、特許、ライセンス供与・ブランディング、テクノロジー・サイバーセキュリティ、不動産、医療、エンターテインメント・音楽、スポーツ、保険、小売、環境、政府を含む、幅広い業種を跨いで原告と被告の両方の弁護を担当します。「社運を賭けた訴訟」で負けないと評判のミラー・バロンデスは、公判前から重要問題の解決に積極的に関与し、公判や上訴審でチームの形成が必要となる事件における他の事務所からの依頼も多くなっています。
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