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Crown BioscienceがHanX BiopharmaceuticalのHX009の臨床試験への進展を支援


米国サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界的な医薬品開発業務受託機関(CRO)でJSRライフサイエンス傘下のCrown Bioscienceは、HanX Biopharmaceutical Co.(Ltd.(以下「HanX」)との共同研究であるHanXのFDA新薬治験開始申請承認を支援する独自の前臨床モデリングに関する広範なポートフォリオが、Nature誌のScientific Reportsに掲載されたと発表しました。




この研究では、治験での「ファースト・イン・クラス」のPD-1 x CD47二重特異性抗体であるHX009が、PD-1とCD47の両方に差次的結合を示し、PD-1への親和性は強いが、CD47への親和性は弱いことが示されました。 この特性により、腫瘍微小環境(TME)へのより良いターゲティングが可能となり、潜在的な血液毒性を最小限に抑えることができます。 さらに、HX009は、中国で承認・販売されている抗PD-1モノクローナル抗体であるHX008を上回るT細胞活性化能を示しました。


具体的には、CD47が高発現している2つの細胞由来異種移植(CDX)モデル(Raji B-リンパ腫およびKarpas-299 T-リンパ腫)において、HX009が強力な抗リンパ腫活性を発揮することが示されました。 さらに、Crown Bioscienceが樹立したカスタム患者由来異種移植(PDX)モデルにより、HX009によるCD47ターゲティングの有効性が確認されました。hSIRPα/hCD47/PD-1/PD-L1四重ノックイン遺伝子改変マウス(HuGEMMTM)モデルマウスで開発したA20-hCD47マウスBリンパ腫モデルでは、HX009はCD47またはPD-1単独ターゲティングと比較して優れた抗リンパ腫効果を示しました。これらの結果は、CD47とPD-1のデュアルターゲティングの相乗効果を示唆しています。


これらのCrown Bioscienceの研究は、臨床試験においてHX009のリンパ腫治療への応用を裏付ける重要な役割を果たしました。 また、HanXのFDA治験薬承認申請(IND申請)をサポートする上で重要な役割を果たし、再発/難治性リンパ腫の治療におけるHX009を評価する米国ベースの第I/II相臨床試験への道を開きました。


このエキサイティングな結果は、Crown Bioscienceが、腫瘍学研究を推進するためのより良いソリューションを求めるパートナーにもたらす有用性を示す良い例となります。 具体的には、HX009の抗リンパ腫活性を研究するため、Crown BioscienceとHanXの両組織の科学者の共同研究が統合ソリューションアプローチを利用し、前臨床試験とトランスレーショナル試験の包括的なコレクションを活用します。


HX009は、オーストラリアと中国で、固形腫瘍およびリンパ腫を適応症とする第I相臨床試験が実施されていますが、HanXは現在、さまざまな臨床適応症を対象とする次の段階の臨床開発をグローバルに展開しています。


HanXの共同設立者、最高経営責任者兼最高科学責任者であるHenry Li(PhD)は次のように述べています。「Crown Bioscienceとの提携による素晴らしい成果を嬉しく思います。細胞由来異種移植(CDX)、患者由来異種移植(PDX)、遺伝子改変マウスモデルなどの幅広いin vivoソリューションを、トランスレーショナルアプリケーションとともに活用することで、臨床試験に先立ち、HX009の抗リンパ腫活性を包括的に評価することができました」。


また、Crown Bioscienceの研究・イノベーション担当副社長であるLudovic Bourre(PhD)は、次のように明言しています。「私たちのコミットメントは、適切な候補薬や薬剤の組み合わせを特定するだけではありません。Crown Bioscienceは、医薬品開発のモデルの数と多様性の拡大に一貫して投資しており、我々のモデルが関連する臨床疾患生物学を正確に表現し、HanXのHX009のような新規治療薬について十分な情報に基づいた意思決定を行うための強固な基盤を提供します」。


この研究成果により、HX009は再発および難治性リンパ腫の治療薬として大いに期待されます。 詳細については、Crown BioscienceとHanXが、2023年8月29日(火)に独占ウェビナーを開催し、専門家チームがこの研究の意義について討論します。このウェビナーは、専門家と対話するまたとない機会を提供します。


Crown Bioscienceについて


JSRライフサイエンス傘下のCrown Bioscienceは、前臨床およびトランスレーショナルプラットフォームを提供するグローバルCROであり、がん、がん免疫、免疫介在性炎症性疾患におけるお客様の研究開発を支援しています。Crown Bioscienceは、定評あるHubrecht Organoid Technologyを用いた腫瘍オルガノイドサービスを提供する唯一の前臨床CROです。また、Crown Bioscienceは、世界最大の商業的に入手可能なPDXコレクションを開発しました。Crown Bioscienceは、患者が適切なタイミングで適切な治療を受けられる可能性を最大化するため、お客様が新規治療法を開発できるよう支援することに重点を置いています。2006年に設立されたCrown Bioscienceは、米国、欧州、アジアに14の拠点を持っています。 当社の詳細な情報およびお問い合わせは、www.crownbio.comをご覧ください。


HanXについて


HanXは、アンメットメディカルニーズに応えるため、新規BsAb抗体などの革新的ながん免疫抗体医薬品を開発する世界的なバイオ医薬品企業です。 HanXは中国と米国の専門家を結集し、早期発見からプロセス開発、事業開発、臨床研究までを支援します。 HanXは、社内の研究開発と外部とのグローバルな協力関係を組み合わせることで、野心的な目標を達成することを目指しています。


本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。


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Crown Bioscience

Sarah Martin-Tyrrell

pr@crownbio.com

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