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早大、ドラフト候補の印出太一が満塁本塁打で勝利に貢献 捕手としての勘が冴え真っすぐ狙い打ち


東京6大学野球、東大対早大 2回裏早大2死満塁、印出は左越えに満塁本塁打を放つ(撮影・小沢裕)

<東京6大学野球:早大9-0東大>◇第2週第2日◇5日◇神宮

早大が東大に連勝し、勝ち点を3に伸ばした。

ドラフト候補に挙がる印出太一捕手(4年=中京大中京)の一振りで勝利を引き寄せた。2-0で迎えた2回2死満塁。フルカウントから真っすぐを振り抜き、左越え満塁本塁打を放った。

捕手としての「見る目」がさえた。印出は「僕は走者がいる方がバッティングしやすい。バッテリーは走者がいるといろいろ考える。打者としては絞りやすくなるので、思い切って仕掛けられる。ポジショニングを見て、何を打たせたいのかを感じ取るんです」。満塁本塁打の場面も「外野の守備はほぼ定位置。これは一番いいボールで来る。真っすぐだ」と、狙い通りの球を捉え、レフトスタンドへ運んだ。

ここまで8試合で13安打14打点。4割1分9厘と好打率をたたき出している。好調のきっかけは開幕戦の立大戦だった。「力みもあって、だいぶひっかけ気味で開いたようなバッティングになって4タコだった」。この反省を生かし、練習からセンター方向への強い打球を意識。「ボールにきれいな回転をかけてセンターに打つことを意識しています」。8回には右前打も放ち、チャンスメークした。

次戦は篠木健太郎投手(4年=木更津総合)、吉鶴翔瑛投手(4年=木更津総合)の左右の好投手擁する法大だ。「自分は走者をかえすことが仕事です。打つべきところで打てるように、しっかり準備したいと思います」。優勝へー。主将の顔に変わり、勝利を誓った。

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