印ノイダ、米ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --世界的な複合企業体のHCLと世界経済フォーラムのオープン・イノベーション・プラットフォームであるアップリンクは、「アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ」の一環としてゼロ・ウォーター・ウェイスト・チャレンジの募集開始を発表しました。同チャレンジでは、供給から需要に至るまで淡水の保全を改善し、水の無駄をゼロにするという革新的な水利用のアプローチが求められます。チャレンジの終了時、10人の受賞者は総額175万スイスフランの賞金が得られます。
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これは、HCLとアップリンクによる「アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ」の5つあるチャレンジのうちの2番目のチャレンジです。世界の淡水部門向けにこの種では初となるイノベーション・エコシステムを構築するため、昨年の2022年5月に行われたダボス会議で発足しました。2年目となるチャレンジの応募最終日は2023年10月2日です。詳細と資格基準はこちらでご確認ください。本取り組みの下、HCLは水に焦点を当てた事業家を支援するため、2027年までに1,500万ドルを約束しました。
ロシュニ・ナダル・マルホトラ会長(HCLテック)は次のように述べています。「気候変動が激化し水資源が不足する中、企業には私たちの住む世界に大きな変化をもたらす独自のチャンスがあります。HCLでは、この世界的危機の解決への貢献に尽力しています。アップリンクとの提携により、水の無駄ゼロを目指した『アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ』の第2版を発表する準備も整っています。この重要な目的への私たちの取り組みは揺るぎないものですが、共通のミッションに参加する仲間組織を誘って必要資金を提供し、広範な露出を促進します。」
世界経済フォーラムの自然・気候センター常務ディレクターを務めるギム・ファイ・ネオは次のように話しています。「『アクアプレナー・イノベーション・イニシアチブ』は、自然の生態系の保全と回復に不可欠な、水に関する活気に満ちたイノベーション・エコシステムを構築しています。イノベーターや専門家、投資家、パートナー等をつなげることで、この取り組みは水の安全性を強化するための、即効性の高い影響力のあるソリューションとなります。既に、第1回イノベーション チャレンジの受賞者10名が大きな影響を及ぼしていることがわかり、新たなアクアプレナーの集団を浮上させて支援できることを非常に嬉しく思います。」
今年のチャレンジの焦点は次の通りです。
淡水供給の確保と保護
追加の水資源を確保して地下水貯留層を保護することです。ソリューションは、地下水の涵養、雨水や大気中の水の捕捉、漏水の防止または最小化、生態系の回復力向上、淡水の監視と管理に焦点を当てたものになります。
水の再利用と材料のリサイクル
水資源の再利用とリサイクルにより水効率を高めることです。ソリューションは、シャワーや洗濯機、シンクの水を飲料水以外の用途にリサイクル可能にする製品や産業施設で水を再利用可能にする製品、再利用水を浄化する技術でさらにクリーンかつ環境に優しいものなどになります。持続可能なエネルギー支援が必要であると同時に水質にも重点を置く必要があり、理想的には、トレードオフを管理する必要があります。
農業における節水
スマート灌漑を通じて農業における取水量を削減することです。ソリューションは、精密灌漑やリモートセンシング、保水に重点を置いた再生農業実践、作物に散水する水の量とタイミングを最適化するモバイルアプリケーションなどの技術等になります。
2年目の評価・選定基準は次の通りです。
I. 組織構造
財務的に実行可能なビジネスモデル:ソリューションが持続可能なビジネスモデルと収益アプローチを実証し、資金調達履歴の証拠と、投資家や慈善活動の資金提供者に投資可能な機会を提示すること。
段階:構想段階を超えて、長期的な財務上の実行可能性、影響力、持続可能性を拡張し達成する可能性を実証すること。アップリンクのトップイノベーターは通常、事業のパイロット段階から成長・スケール段階に到達しています。
経営陣:適切なスキルセットと実績のある実行能力を備えた、献身的で多様な価値観主導の経営チームであること。現地スタッフを含むチームまたは地元利害関係者と協力する意欲のあるチームであること。
測定と規格の検証:ソリューションは、明確な影響の監視や評価、検証フレームワークを示すものであること。測定基準や指標は透過的に追跡され、関連する堅牢な標準を参照および適用し、独立した資格証明と第三者による検証を受ける必要があります。
ガバナンスと運用モデル:ソリューションには、プロジェクトまたはテクノロジーに関連する法人が存在すること。運用モデルは、プロジェクトが財務上の実行可能性と持続可能な収益源をどの程度達成しているか示すものであること、あるいはそれを達成するためのビジョンと計画があるものであること。
II. 主な特徴
革新的:多くの水道技術はすでに存在しますが、サービスや価格設定、パートナーシップ、ビジネスモデルが革新的であること。
再現性:世界からの提出物は現地のコンテキストで拡張可能であり、世界の様々な地域で複製できる可能性があること。
全体的かつ持続可能な影響:ソリューションは複数の課題、特に社会と環境に関する課題にとって「双方に利益をもたらす」ようなメリットを実証するものであること。ソリューションは水に関する課題を長期的に支援し、本チャレンジの期間を超えて持続する効果をもたらすものであること。
外部リスク:ソリューションは、望ましい結果の達成に関連するリスクと不確実性を認識するものであること。
水に焦点を当てたトップ10の事業家がトップイノベーターとして選ばれ、創業者やCEO、エグゼクティブディレクターなど向けにカスタマイズされた特別なプログラムの「アップリンク・イノベーション・ネットワーク」に参加できます。このプログラムでは、世界経済フォーラムとそのパートナーが主導する厳選されたイベントやプロジェクト、コミュニティへのアクセスなど、様々な特典を得ることができます。参加者は、フォーラムおよびアップリンクのネットワーク内の組織と戦略的なつながりが得られ、またとないコラボレーションが促進されます。このプログラムにより、技術やビジネス、運用に関するガイダンスを含む対象が絞られたサポートが拡張できます。特に、金銭的インセンティブが提供されます。選ばれたトップイノベーターの中から最大10人のイノベーターは、合計175万スイスフランの資金から、それぞれ17万5,000スイスフランが得られます。
HCLグループについて
1976年にインド発祥のITガレージ新興企業として設立されたHCLは、初の功績を多数残した現代コンピューティングのパイオニアです。同社の功績には、1978年に、当時世界中の同業者よりもはるかに早く8ビットのマイクロプロセッサベースのコンピューターを導入したことなどが含まれます。現在、HCLエンタープライズは、HCLインフォシステムズ、HCLテクノロジーズ、そしてHCLヘルスケアの3社から構成され、テクノロジーや医療、人材管理ソリューションといった様々な分野にわたってその存在感を示しています。同社は22万3,438人を超える従業員を抱え、60か国で事業を展開しており、年間収益は128億米ドルを超えます。詳細情報については、www.hcl.comをご覧ください。
アップリンクについて
アップリンクは世界経済フォーラムのオープン・イノベーション・プラットフォームで、人々と地球のための前向きな体系的変化をサポートする「起業家革命」の解放に専念されたものです。セールスフォースおよびデロイトと共同で2020年1月にダボスで開催されたフォーラム年次総会で発表されたアップリンクは、現在では国連の持続可能な開発目標に好影響をもたらしている400人以上のトップイノベーター、投資家、専門家、組織から成る繁栄したエコシステムです。
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