米カリフォルニア州バークレー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 農業分野における窒素の革新を手掛ける一流企業であるピボット・バイオは、イノベーション・スプリント・パートナーとして「気候のための農業イノベーション・ミッション」(AIM for Climate)に参加し、気候耐性のある微生物窒素肥料の採用を加速するために4年間で少なくとも2億9100万ドルの製品開発資金を約束しています。
ピボット・バイオは、2018年に世界初の窒素産生微生物を米国の農業者に導入しました。以来、トウモロコシ向けの主力製品に加え、小麦、ソルガム、その他の小穀物向けの複数の微生物窒素製品を発表しています。農業者は、合成窒素肥料への依存度を下げながら、自身の窒素管理プログラムをピボット・バイオの微生物が産生する窒素を含むものへと迅速に転換しています。
ピボット・バイオの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のカーステン・テンミー博士は、次のように述べています。「微生物窒素肥料は、GHG排出量を恒久的かつ即座に削減する可能性があり、同時に流域の健全性、生物多様性、農業者の利益にもすべて貢献します。これは、世界における2030年の持続可能な開発目標の前進を加速させる上で最も重要な技術の1つになり得ます。」
ピボット・バイオの微生物は、植物の根に固着し、作物の生育期間中、大気中の窒素を変換し、極めて重要な栄養源として有効に働きます。この微生物は植物にとどまるため、化石燃料に依存した合成肥料を地面の上に撒くという無駄を省くことができます。また、合成肥料とは異なり、水路への浸出や大気中への揮発がないため、大気質や水質の改善にもつながります。
「農業者は世界の食料システムの基盤であり、人類にとって最も偉大な土地管理者です。ピボット・バイオは、農業者の方々と協力して、より良い窒素肥料を供給しながら、地球の癒やしへの貢献に傾倒しています。」(テンミー)
ピボット・バイオは、今後4年間にわたり、当社の微生物の窒素産生能力を継続的に向上させ、新しい地域市場に進出し、世界のより多くの農業者が、市場で最も気候に配慮して使いやすい窒素で作物を育成できるよう支援していきます。
「AIM for Climate Innovation Sprint Partnerとして、当社は最高の頭脳とアイデアを結集し、製品開発のペースを加速させ、農業者が信頼性と持続可能性のある窒素を一層利用できるようにします。私たちは、微生物由来の窒素が作物の主たる栄養源となる世界に向けて活動しており、農業者、政府指導者、民間部門の皆さまは是非ともこのミッションに参加するためにご連絡ください。」(テンミー)
COP27(国連気候変動会議)は、11月12日の丸一日を初めて農業に充てたことで、「食料COP」と呼ばれています。合成窒素肥料に伴う総排出量は、控えめに見積もっても、合成窒素肥料を1単位生産するごとに約9単位のCO2eqとなります。このうち約3分の1はハーバー・ボッシュ法によるもので、残りは亜酸化窒素(N2O)の直接・間接排出が占めています。合成窒素肥料を窒素産生微生物に置き換えることで、これらの排出を回避し、水の使用量を削減(合成窒素肥料1トン当り1万5000リットル以上)、オゾン層破壊や微粒子発生を低減して人の健康を改善する可能性があります。
ピボット・バイオのイノベーション・スプリントの詳細については、こちらのビデオメッセージをご覧ください。
ピボット・バイオについて
ピボット・バイオは、将来世代のニーズを損なうことなく、現在のニーズを満たすことを信条としています。当社は作物の微生物叢に関して比類なき理解を持っているため、水と空気がよりきれいな未来の創造に貢献します。私たちは、農業者の方々が環境に責任を持ち、持続可能性を重視した方法で高品質の作物を栽培し、世界中の家族を養うことができるよう、ソリューションを農業者に提供することに専心しています。詳細情報についてはwww.pivotbio.comをご覧いただき、リンクトイン、ツイッター、ユーチューブで当社をフォローしてください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
Contacts
Mitchell Craft
405-473-4553
media@pivotbio.com