米フロリダ州ポートカナベラル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ABSは、海上でのブースターロケット回収に使用する自律型ロケット回収用ドローンシップの遠隔操作機能を評価するために、スペースXとの共同開発プロジェクト(JDP)にサインしました。
ロケット回収用ドローンシップは改造して、積載プラットフォームを大きくするための拡張デッキ、推進と定点保持のための4基のスラスターエンジン、デッキ上の電気・エンジン機器を保護するためのブラストシールドを搭載しています。このドローンシップは、積載時は完全に無人で、帰港前にロケットブースターをドローンシップに固定するためのロボットが搭載されています。
本プロジェクトでは、スペースXのロケット回収用ドローンシップ3隻のうち1隻の設計を評価し、その設計がABSの「自律・遠隔操作機能に関するガイド」に準拠しているかどうかを確認します。独特の困難な運用要件のため、ABSはこの自律的機能の評価にリスクベースのアプローチを適用していきます。
ABSのグローバルエンジニアリング&テクノロジー担当シニアバイスプレジデントであるパトリック・ライアンは、次のように述べています。「ABSは、世界中の有力な提携先とのプロジェクトにおける自律・遠隔操作技術に関する取り組みを通じて、その海上での実用的アプリケーションを支える活動を先導してきました。このため、スペースXの独特でエキサイティングなプロジェクトに協力する上で、私たちは理想的な立場にあります。この分野における当協会の能力が、スペースXなどの真のパイオニアに認められたことを誇りに思います。」
ABSは、海上での自律・遠隔操作機能の開発支援で世界をリードしています。ケッペル・オフショア&マリンが開発した遠隔操作式港内タグは、2021年10月に世界で初めてABS REMOTE-CON Notationを取得しました。
ABSの「自律・遠隔操作機能に関するガイド」はこちらからダウンロードできます。
ABSについて
ABSは船舶・海洋業界に船級サービスおよび技術的助言サービスを提供する世界的有力組織であり、設計・建設の安全性と卓越性の標準確立に傾倒しています。高度な技術とデジタルソリューションの安全で実用的な適用に傾注するABSは、業界や顧客と協力し、船舶・海洋資産向けに、正確でコスト効果の高いコンプライアンス機能、最適性能、運用効率を開発しています。
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