米ミシガン州サウスフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- パワー・マネジメント企業のイートンは、当社のeモビリティー事業部門が、商用車電動化技術の大手革新企業であるプロテラから、4速中型電気自動車(EV)トランスミッションの供給企業として選定されたと発表しました。このトランスミッションは、電気輸送バスProterra ZX5に使用される同社のProDriveドライブトレインのためのものです。
イートン車両グループのePowertrain事業部で新製品投入担当マネジャーを務めるJulie Marshausは、次のように述べています。「当社のEV用トランスミッションは比類なき性能を持っており、クラスをリードする加速性、馬力、走行距離、耐久性を提供します。また、本トランスミッションは効率向上により、走行距離を延長できる性能を持っています。」
北米の市営バスに搭載される中型4速トランスミッションは、最高速時の高効率と発進時および低速時のトルクアップという相反する要求を持つシングルスピード駆動に関連する主要な問題を解決するものです。このトランスミッションは、最大トルク容量1200Nm(885 lb.-ft.)、電動ギアシフト作動の軽量カウンターシャフトギアボックスで、これによりメーカーはより小型で効率の良いモーターを使用できます。
イートンの4速トランスミッションは、スムーズで低ノイズな動作を保証するファインピッチのヘリカルギアと、走行距離とバッテリー駆動時間をのばすために設計されたシフト戦略を備えています。路上試験では、通常の走行条件下でダイレクトドライブトランスミッションと比較して20%から30%、現在の2速ソリューションと比較して10%から15%のエネルギー消費効率の向上が確認されています。
「イートンはハイブリッドトランスミッション事業に15年以上にわたり携わっており、ハイブリッドトランスミッションを搭載したトラックやバスの路上運転で20億マイル以上と信頼性の高い運用実績があります。当社の4速トランスミッションは、勾配時に妥協のない発進性を実現し、運転性や車両安全性を考慮しながら、電動モーターを最も効率的な動作領域で維持するシフトポイントを備えています。」(Marshaus)
イートンのeモビリティー事業部門は、イートンの電気グループおよび車両グループの製品、専門性、世界規模の製造能力を結合することによって設立されました。当社のeモビリティー製品ポートフォリオは、乗用車、商用車、オフハイウェイ車の顧客向けのインテリジェントなパワーエレクトロニクス、信頼性の高い電力配分/保護ソリューション、効率的なePowertrainソリューションを含んでいます。イートンのeモビリティー事業部門に関する詳細情報についてはEaton.com/eMobilityをご覧ください。
イートンは、あらゆる場所の人々の生活の質を向上させ、環境を保護することに専心するインテリジェント・パワー・マネジメント企業です。当社を導いているのは、適切にビジネスを行い、持続可能な事業運営に当たり、お客さまが今日および将来もずっとパワーを管理できるよう支えるとの約束です。電化およびデジタル化という世界的な成長トレンドを生かしながら、社会全体の再生可能エネルギーへの移行を加速させ、世界で最も喫緊のパワー・マネジメントの課題の解決を支援し、当社のステークホルダーと社会全体にとって最善のことを行っています。
イートンは1911年に設立され、1世紀近くにわたってNYSEに上場しています。2021年には196億ドルの売上高を計上し、170カ国以上のお客さまにサービスを提供しています。詳細情報については、www.eaton.comをご覧ください。ツイッターとリンクトインで当社をフォローしてください。
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