大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は本日、先に公表した一部の処方薬製品ポートフォリオの5億6200万米ドル1でのCheplapharmへの譲渡を完了したと発表しました。本ポートフォリオには、当社Europe and Canada Business Unitの管轄である主に欧州で販売している処方薬製品16種が含まれます。本譲渡契約は2020年9月に初公表しました。
譲渡対象のポートフォリオは、循環器/代謝性疾患、抗炎症剤製品、さらにはカルシウム製剤など、広範な領域におけるノン・コア処方薬製品で構成されています。武田薬品の長期成長戦略に従って、これらの製品は販売されている国々で患者さんの重要なニーズを満たしているものの、消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー、神経精神疾患という当社の5つの重点事業領域には該当しません。
武田薬品は引き続き、重点事業領域における事業構成を最適化するための長期成長戦略の実行に当たるとともに、これらの事業領域で革新的な治療薬を患者さんにお届けすることで一層貢献するための事業簡素化の取り組みに傾注します。
当社は、本譲渡で得られる資金を負債の減額に充て、2021会計年度から2023会計年度に純負債/調整後EBITDA倍率を2倍にする目標に向け、レバレッジ低下を加速させていきます。
武田薬品は、2020年も資産売却戦略の活発な取り組みを継続的に進め、2019年1月から現在までに、下記の売却契約11案件を含め、最大で計約116億ドルの売却について公表し、100億ドルというノン・コア資産の売却目標額を超過しました。
武田コンシューマーヘルスケア株式会社をThe Blackstone Group Inc. とその関係会社が運用するファンドが管理するOscar A-Co株式会社に計約2420億円(23億米ドル)で譲渡する契約を締結
Growth &Emerging Markets Business Unitが管轄するその他のノン・コア・ポートフォリオ資産を最大で計約23億ドルで5社に譲渡する契約を締結2
欧州の一部の店頭販売薬およびノン・コア資産をOrifarmに最大約6億7000万ドルで譲渡する契約を締結
フィブリノゲン配合組織接着・閉鎖パッチ剤TachoSilをCorza Healthに約3億5000万ユーロで譲渡する契約を締結
武田薬品工業株式会社について
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、患者さん、従業員、そして地球に対する約束に従って、人生・生活を変える治療薬を創出し、お届けすることに傾倒しています。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少な遺伝性疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組むとともに、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80カ国で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。
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武田薬品が直接的に、又は間接的に投資している会社は別々の会社になります。本ニュースリリースにおいて、「武田薬品」という用語は、武田薬品およびその子会社全般を参照するものとして便宜上使われていることがあり得ます。同様に、「当社(we、usおよびour)」という用語は、子会社全般又はそこで勤務する者を参照していることもあり得ます。これらの用語は、特定の会社を明らかにすることが有益な目的を与えない場合に用いられることもあり得ます。
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1 Cheplapharmと合意した譲渡価格4億7500万ユーロ(2020年9月の契約締結時の為替レート)に基づく。
2 中国におけるノン・コア製品をHasten Biopharmaceutic(中国)へ譲渡する契約、ラテンアメリカにおけるノン・コア製品をHypera S.A.に譲渡する契約に加え、ロシア・CIS地域におけるノン・コア資産のSTADAへの譲渡完了、中近東・アフリカ地域におけるAcinoへの譲渡完了、アジア太平洋地域におけるCelltrionへの譲渡完了を含む。
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