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高速電力線通信HD-PLC™のセキュリティ機能を強化へ



~スマートグリッドや工場での活用に向け、国際標準規格IEEE P1901bを策定開始~

福岡--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- HD-PLCアライアンス(注1)は、この度、スマートグリッドや分散電源管理分野への高速電力線通信技術の活用に向け、強化されたネットワークセキュリティ機能を活用できるよう規格化に向けた活動を推進します。



HD-PLC™(注2)(以下、HD-PLC)技術は、既にIEEE標準化協会(注3)よりIEEE 1901 (Broadband over Power Line Networks for MAC and PHY)として認定されています。同技術は、欧州を中心にエネルギーの分散電源管理などで使用される通信インフラとして注目されていることから、大規模ネットワークでの利用で要求される強固な認証機能に対応するなど、現行のセキュリティ機能を強化拡張します。現行のHD-PLCは、常時暗号化通信や、対応機器間の認証など、機器レベルでは非常に高いセキュリティを提供しています。一方で、大規模なシステムへPLC機器を導入する際、ネットワーク運用側で要求される各種高度なセキュリティ要件に対応させる必要があります。このための仕様策定を目的に、同協会は今年9月、新プロジェクトIEEE P1901b(注4)を設置し、今月第1回目の作業部会を開催しました。当アライアンスは、会員企業やシステムインテグレーター企業と連携し、仕様策定の中心的な役割を担います。


当アライアンスは昨年、 IoT (Internet of Things)向けの次世代HD-PLC仕様として IEEE 1901a国際標準規格の策定をリードしました。同規格は、今日において普及が進むIoTサービスに於ける通信基盤技術の一つとして注目されています。今回、強化されるセキュリティ機能は、上記大規模システム以外にも、オフィスや工場、プラントなどIEEE 1901aが採用されるIoTネットワークの安全性向上に大きく寄与するものです。


また、同技術の国際標準化により、通信インフラとしての電力線利用はもとより、メタル線や同軸線などでの活用をこれまで以上に広げられることが期待できます。更に、通信の長距離化や高速化対応により、住空間のみならずビル内や工場をはじめとした社会インフラまでを視野に入れた大規模ネットワークの構築などあらゆるIoT通信利用の加速化が期待できます。


当アライアンスは、第三世代仕様のHD-PLC completeやHD-PLC inside、マルチホップ機能に関する国際標準規格ITU-T G.9905など、現在実施している通信互換認証サービスに加え、IEEE 1901国際標準規格対応機器の相互接続認証を行うため、試験環境や認証ロゴなど、次世代HD-PLCの普及に向けた新規規格含め継続的に拡張してまいります。























注1:



HD-PLCアライアンス:高速電力線通信 HD-PLCの普及拡大・通信互換性確保を目的として、2007年9月25日に設立。



注2:



HD-PLC™:パナソニック株式会社の日本、その他の国における登録商標もしくは商標です。



注3:



IEEE標準化協会 : 米国電気電子学会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)傘下の標準化協会



注4:



IEEE P1901b : IEEE Standard for Broadband over Power Line Networks: Medium Access Control and Physical Layer Specifications –



 



Amendment: Enhancements for Authentication and Authorization



 


Contacts


【お問い合わせ先】

HD-PLC アライアンス

三宅 隆則、城戸 亮二

E-mail: info@hd-plc.org

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