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UAEの20by2020イニシアチブがカンボジアの村民数千人の生活を変える水資源ソリューションを導入



ザーイド・サステナビリティー賞の最終候補の技術が、生活に不可欠なきれいな水の入手源を脆弱なコミュニティーに提供

アラブ首長国連邦アブダビ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ザーイド・サステナビリティー賞のアラブ首長国連邦(UAE)主導の人道的イニシアチブ「20by2020」の一環として新しい浄水技術が導入された結果、カンボジアの3つの村の住民数千人は今、安全で健康的な生活を送れるようになりました。




最近行われたエジプトとヨルダンの脆弱なコミュニティーへの太陽光発電照明システムの設置に続き、このイニシアチブは給水所5カ所の設置を進め、Chhnok Trou村、Kampong Phrah村、Ses Salab村の住民4400人に恩恵をもたらしました。


20by2020イニシアチブによって計画された水の限外濾過ソリューションの導入により、村のコミュニティー、およびChhnok Trouの学校と病院は初めて、きれいで安全な水を手に入れられるようになりました。これは、飲料に適さない水に起因する多くの水媒介感染症や他の健康問題を回避できる選択肢を住民に与えるだけでなく、新型コロナウイルスの拡散を防ぐ上での手洗いの重要性を考えると必要不可欠な条件である衛生環境向上の新たな機会をもたらすでしょう。


長期的には、飲料水の入手による良質な水分補給と感染症の予防を通じた住民の今後の健康状態の向上を目的としており、これは個人の成長と発展に加えて、地域社会の全体的な健康と福祉に対して顕著に好ましい効果を持つことが統計的に実証されています。


20by2020の支援は、命を救う技術による地域社会への恩恵をもう1つもたらしています。カンボジアでは、2019年度ザーイド・サステナビリティー賞の水技術部門で最終候補となったフランス企業のセーフ・ウォーター・キューブが開発したソリューションが導入されました。カンボジアで展開されているこの技術は、1時間あたり最大1000リットルの水から下痢、赤痢、コレラ、肝炎の原因となるウイルスとバクテリアを除去して地表水(川や池の水)を飲料に適した水に変えるというもので、電力や保守を必要とせず、また化学薬品も使用していません。


このカンボジアでの展開の開始について、アラブ首長国連邦(UAE)産業・先端技術相でザーイド・サステナビリティー賞事務局長のスルタン・アル・ジャベール閣下(博士)は、次のように述べています。「この革新的な浄水技術は、カンボジアの農村地域に住む多くの人たちの健康と福祉に好影響を与えるでしょう。私たちは20by2020イニシアチブを通じて、世界各地で多くの人たちの生活に良い影響を及ぼすために、ザーイド・サステナビリティー賞受賞者と最終候補の持続可能なソリューションを活用していきます。」


アル・ジャベール閣下はさらに、「より持続可能な世界を実現するために20by2020パートナーとの活動を統合していくことで、UAE建国の父の故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンが持っていた優れた人道的な国際開発ビジョンの影響を広めながら、人道支援と持続可能性に向けた進展における我が国の役割を強化できます」と述べました。


アブダビ・グローバル・マーケット、アブダビ開発基金、ムバダラ石油、寛容・共存省、マスダールとの提携によりザーイド・サステナビリティー賞が主導するUAEイニシアチブの20by2020の主な目標は、世界各地でこうした好影響の大きい取り組みを実行することです。


水資源・気象相でカンボジア王国政府トンレサップ湖局長のリム・キアンハオ閣下は、次のように述べています。「20by2020イニシアチブを歓迎します。このイニシアチブは、トンレサップ湖局の戦略目標の1つであるトンレサップ湖周辺遠隔地での安全な飲料水の入手状況の改善に貢献しています。」


リム・キアンハオ閣下はさらに、「水資源・気象省を代表して、20by2020パートナー、およびザーイド・サステナビリティー賞に対して、こうした革新的なソリューションを提供してくださったことに感謝を申し上げます」と述べました。


安全な飲料水の入手は、193カ国が採択した国際連合の17個の持続可能な開発目標の1つです。特にカンボジアでは、きれいな飲料水の供給が大きな課題となっています。300万人以上が安全な飲料水を入手できない状況にあり、600万人が良好な衛生環境を利用できていません。さらに、国内での衛生環境、水、手洗い設備の不足が、子供たち、特に女子生徒の通学と十分な学習に対する障壁となっています。


同様に、カンボジアの医療施設の多くで水、下水設備、衛生製品が不足しており、国立公衆衛生研究所は必要性を満たすのに十分な水が常にある医療施設はわずか50%だと報告しています。20by2020の最新の技術導入は、Chhnok Trou、Kampong Phrah、Ses Salab各村に新たな時代をもたらす最初の一歩です。


イニシアチブの第一段階の一部として、カンボジア、エジプト、ヨルダン、ネパール、タンザニア、ウガンダでのエネルギー、健康、水資源、食料関連ソリューションを含む合計6件の導入がこれまでに展開されてきました。また、20by2020は年末までに、さらなるソリューションの導入を計画しています。日程は、世界的パンデミックを考慮した各国固有の状況に応じて異なりますが、バングラデシュ、マダガスカル、コスタリカ、インドネシアでの水資源とエネルギー関連プロジェクトを含む技術導入が予定されています。


ザーイド・サステナビリティー賞について


ザーイド・サステナビリティー賞は、建国の父である故シェイク・ザーイド・ビン・スルタン・アル・ナヒヤーンの遺志を讃え、2008年にUAE指導者によって設立されました。この賞はUAEの先駆的な世界的な賞であり、世界の持続可能性と人道主義的ソリューションを表彰するものです。


ザーイド・サステナビリティー賞は、影響力のある持続可能なソリューションの推進に取り組む世界のパイオニアとイノベーターを称賛・表彰しています。


過去12年間で、当賞は86の受賞者に授与されました。受賞者は全体として、世界で3億3500万人の生活に直接的、間接的に好影響を与えてきました。ザーイド・サステナビリティー賞は、健康、食料、エネルギー、水資源、グローバル高校の各部門に分かれています。


詳細については、www.ZayedSustainabilityPrize.comをご覧ください。また、ソーシャルメディア・プラットフォーム(ツイッターフェイスブックインスタグラムユーチューブ)をご覧ください。


*配信元:AETOSWire


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